ネットの話題
動物園の「どんぐりポスト」でみんな笑顔に 一石三鳥ナイスアイデア
「一石三鳥」な取り組みについて担当者に聞きました
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「一石三鳥」な取り組みについて担当者に聞きました
トナカイが描かれた「どんぐりポスト」の口にどんぐりを入れると、お尻からポロリと出てきて下のカゴに集まります――。そんな仕掛けがネット上で注目を集めました。「一石三鳥」な取り組みについて担当者に聞きました。
東京都羽村市にある「ヒノトントンZOO」(羽村市動物公園)。
この動物園の園内に数カ所設置されているのが「どんぐりポスト」です。
園内に生えている木から落ちてきたどんぐりを集めるためのもので、毎年9月中旬から11月下旬にかけて設置されます。
中でも来園者に人気なのが、トナカイが描かれたどんぐりポスト。
口の部分に穴が開いていて、そこからどんぐりを入れると後ろの坂を転がって、お尻の穴の部分からポロリと出てきて、下に置いてあるカゴに集まる仕組みになっています。
先日、ツイッターでこのポストが紹介されると「たくさん持ってきたくなる」「声出して笑ってしもた」といったコメントが寄せられました。
「どんぐりポストは10年以上前からあります。トナカイのポストは4~5年前に設置された比較的新しいものです」
そう話すのは、職員の上林靖佳さんです。
ポストを設置した理由は、子どもたちが拾ったどんぐりを餌として動物たちに与えないようにするため。
加えて、どんぐりを集めて仕掛けを楽しんでもらい、飼育員たちの清掃の手間も減らす、といった狙いもあったそうです。
複数あるどんぐりポストですが、口から出てお尻から出てくるのはこのトナカイだけ。
当時の担当者が遊び心で設置したそうですが、今では一番人気になっています。
話題になったことで、これを目当てに来園する人もいるそうです。
注目を集めたことについては「遊びを通じていろんなことに気づいてもらえたら、ありがたいです」と話していました。
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