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コラム

若者の声、届ける共同企画始めます withnewsスタッフブログ

子どもの意見が反映されれば「希望持てる社会に」

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withnewsと、困りごとを抱えた全国の10代とつながりを持つNPO「D×P」は、11月から「若者の声を届ける」ための企画を始めます。
取材対象は、D×Pが運営する相談窓口「ユキサキチャット」の登録者のうち、取材に応じてもらえる10代。いま社会に対して感じていることや、問題意識を持つに至る自身の背景などについてwithnews編集部の金澤が取材します。

若者の声で気づかされる「そんな視点があったのか」

《withnews編集部から》

これまで私が「社会の問題」を取り上げたいと思ったとき、取り上げる声は、どうしても社会人以上が多くなりがちでした。

それにはいくつかの理由があります。

一番大きなものは、記事で発信した際に寄せられる様々な声から子どもを守る必要があることです。

子どもには様々な権利があります。
日本が1994年に批准した、国連の「子どもの権利条約」によると、子どもには大きく分けて4つの権利があります。「育つ権利」「守られる権利」「生きる権利」「参加する権利」。

大人が取材を受ける場合、取材する側からも取材後に反響があることへの説明をしますが、その上で、自身の判断で取材を受けてくださいます。ただ、子どもの場合、「その後、寄せられる反響を想定」というのが難しい面があります。そのため、子どもへの取材をする際は、大人への取材よりもある意味で慎重に進める側面があります。
それは、子どもの権利条約にある、「守られる権利」にあたるのではないかなと思います。

もう一つは、そもそも子どもとの接点が少ないこと。

私たちが働いている時間帯、子どもたちは学校などに通い、生活の場所が異なります。ネット上のプラットフォームを介して見つけようとするのにも限界があります。

一方で、子どもたちの声に触れたとき、「そんなことも考えていたのか」「そんな視点があったのか」と驚かされることがとても多いです。皮肉にもそれは、普段聞く機会が少ない声だからこその驚きかもしれませんが。

子どもたちも社会の一員です。
子どもたちの意見や考え方、視点を広く伝え、よりよい社会を一緒につくっていきたい。前述した子どもの権利の中の「参加する権利」は、社会に参加する権利でもあると考えています。

そんな思いから、withnewsは、D×Pとの共同企画を始めます。

「子どもの意見だから」と大切にされていないことも

《D×Pから》

D×Pではこれまでユキサキチャットを通じてアンケートを実施してきました。活動や相談を通じて関わる10代は、ひとりひとりがさまざまな考えや意見を持っています。

しかし、彼らの普段の生活のなかで、「子どもの意見だから」と大切にされていないことも多いのかもしれないと感じています。

D×Pは、「ひとりひとりの若者が自分の未来に希望を持てる社会」を目指して活動しています。
自分の意見や気持ちを伝え、それを誰かが受け取ってくれる。一緒に考えてくれる。そんな人とのつながりを学校やLINE相談でつくってきました。

これからは社会や国へも10代の声を届けたい。

若者の声が集まり、国に届き、みんなで社会を動かせたという経験ができれば。

自分の意見が大切にされている、求められていると思えるのではないか。そして、日本はこれからもきっとよくなっていくと思えるかもしれない。


若者の意見が反映される状態は、「ひとりひとりの若者が自分の未来に希望を持てる社会」へとつながっていくのではないかと考えています。

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