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ネットの話題

「シン・ゴジラか!?」100キロ超のゴマフアザラシ衝撃の歩行映像

迫りくる冬、蓄える脂肪

ゴマフアザラシというと、丸くてコロコロしたイメージですが……
ゴマフアザラシというと、丸くてコロコロしたイメージですが…… 出典: 那須どうぶつ王国(@nakprstaff)のツイッター

目次

冬に向けて脂肪を蓄えたゴマフアザラシが、予想外の方法で移動する姿を捉えた動画が、ツイッターで話題になっています。飼育担当者に話を聞きました。

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「ほふく前進」

話題になった動画は、那須どうぶつ王国(@nakprstaff)がツイートしたゴマフアザラシの笑大(しょうた)くんの移動風景です。
寒くなってきて体重が100キロ越えたゴマフアザラシの笑大くん

Q.どうやって獣舎に帰るの?
「A.歩いて帰ります」

撮影されたのは、来園者たちが日中に見ている展示場から、アザラシたちが体を休めるためのバックヤードに戻る姿。

自ら歩く、その帰宅風景が予想外でした。

オットセイ達と違って、ほふく前進歩き

巨体をゆらし、おなかで弾むように、体に似合わない素早さで〝歩いて〟いきます。

この動画に、「ポヨンポヨンって聞こえた」「意外と早くてびっくり」「シン・ゴジラだ!」「こんな歩き方してるのにやせないの不思議」と驚く声が集まり、8万件以上のいいねがつきました。

「痛くないの?」

動画を見た人の多くが気にしていたのが、水風船のようにやわらかそうに見えるゴマフアザラシが、砂利敷の地面の上をはねて「おなか、痛くないの?」ということ。

ゴマフアザラシ担当者に、真相を聞きました。

「アザラシは毛が密集して生えている毛皮をまとっています。だから皮膚はとても丈夫。皮下脂肪も厚いのです」

体脂肪率は40~50%。体重は夏は70~80キロほどですが、冬になるとさらに脂肪を蓄えて、100キロ以上になるそうです。

ちなみに三重県出身17歳の笑大くんの体重は、現在102キロになりました。

動画では軽やかに「ポヨンポヨンっ」と弾んでいそうですが、実際に響いているのは「ドスドス」と、重さが伝わる音だそうです。


それにもかかわらず、あの素早い身のこなし!

「笑大くんはマイペースなので(移動速度は)遅い方です。すぐ疲れてしまうので休憩が多いのが悩みです」

個性が出る歩き方

素早さで言うと、笑大くんのお嫁さんである「笑子(えこ)」ちゃんが上手のようです。

ロシア生まれの8歳で、体重は現在114.8キロ。食いしん坊で「魚を見せると前脚を使って全力でダッシュしてきます」。

公開された動画でもそのスピード感が伝わります。走り方も笑大くんと笑子ちゃんで個性が出るのが分かります。

人間の大人が駆け足するぐらいの早さというから、驚き。「本気を出したらどのくらいまで速いか分かりません」

《ご飯食べるのも、走るのも勢い凄くてよく怖いと言われてしまいますが…お顔はとっても可愛い系な笑子ちゃんです》
《ご飯食べるのも、走るのも勢い凄くてよく怖いと言われてしまいますが…
お顔はとっても可愛い系な笑子ちゃんです》 出典: 那須どうぶつ王国(@nakprstaff)のツイート

ちなみに、笑大くんも笑子ちゃんも、最後、カメラにどアップになって鼻を膨らませて、ドヤ顔をしているようにも見えますが、カメラ写りを気にしたのではなく、「アザラシの鼻は広げたり閉じたりすることができる」がゆえの、表情だったようです。

〝予想外〟が日常

ゴマフアザラシというと、なんとなく、いつも丸い体でごろごろとしているイメージがありますが、動物園が発信する動画からは〝野生〟の姿を垣間見ることができます。

自然界では「岩場や流氷の上で過ごしたり、海に魚を捕りに行ったり」、過酷な環境で生き延びているゴマフアザラシたち。

動画や動物園で、これからも私たちに〝予想外〟の、いろいろな表情を見せてくれそうです。

今日は、笑大の出勤風景。平らな道もあるのに、いつもショートカットの岩乗り上げ技です
那須どうぶつ王国(@nakprstaff)のツイート
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