ネットの話題
まさかの大作!8歳息子の「イカの解剖」ママ全面協力でもすごすぎる
そんな自由研究の結末は…
「イカにはホネがないと知り、本当にないのか気になりました。そこで、イカのかいぼうをしてたしかめてみました」。そう始まるレポートがネットで話題になりました。書いたのは小学3年生の男の子です。母親が全面協力した自由研究のようですが、本格的な内容に称賛と驚きの声が集まっています。
足を広げられ、まな板の上に置かれたスルメイカ。レポートには解剖のために準備したものやイカの部位の名前、血液の観察などが書かれています。
父親のKIさん(38)が、小学3年生の息子(8)が書いたレポートの一部をツイッターに投稿したところ、「レベル高!」「読んでて楽しい!」「私がもし担任の先生だったらめっちゃ褒めちぎりたいです」といったコメントが寄せられ、8万近い「いいね」がつきました。
KIさんに取材をすると、「連続するツイートでも明らかにしていますが、全面的に妻のサポートが入っています」と経緯を話してくれました。
KIさんによると、レポートは「骨のようなものの正体」、「身体の構造」、「(眼の)水晶体の機能」、「口から入ったものの行方」、「ヒトとの血液の色の違い」といった内容です。
最後は「いかやきそばになりました」「ごちそうさまでした!」と締められています。
製作時間は解剖に約1時間、レポート作成に約4時間かかったそうです。
研究のきっかけは、ある日の食卓でのこと。母親が「仕事でイカの解剖をした」と話したところ、息子が興味を示しました。特に「ヒトと血液の色が違う」と聞いて不思議に思っていたそうです。
息子の「知りたい」に応えるため、研究の構成は母親が全面的にサポートしました。イカの「足」のうち、ほかより長い2本を「触腕」と呼ぶこと、血液の観察では消毒薬の「オキシドール」を使うことなど、大人でも知らないような知識が細かくまとめられています。
研究にはしょうゆも使いましたが、焼きそばを作るためではなく、「スポイトで口から入れると、口、食道、胃と色付けされ、食物が体内でどのような経路を通るかイメージしやすい」ためといいます。
父親のKIさんは、「好奇心がとっちらかって、最終的に当初の骨の有無への関心が全くなくなっていたところがいかにも次男っぽいなぁと思いました」と笑います。
イカ焼きそばを作るうえでの次男の担当は、「イカを切る」と「そばを袋から出して、ソースの素をふりかける」だったそうです。
さぞおいしくいただいたのだろうと思いきや、「次男は食材としてのイカは好きではないので、お皿の隅によけて焼きそばしか食べていなかった」というオチも。
自由研究が話題になったことについて、息子の反応を聞いてみましたが、「妻に垢バレしたくなくて、実は内緒にしています」と話してくれました。
息子は生き物のほか、三国志や国旗、俳句、FIFAランキングの推移など、日々いろいろなことに興味を持っているそうです。
「夫婦でおもしろそうだと思った図鑑や雑誌を部屋に雑多にばらまいているのですが、そこで見つけたおもしろそうなものに興味を持っている感じです」
3人きょうだいですが、兄は鉄道や建築物、妹は宝石や鉱物、文字といった、「三者三様」の関心があるといいます。
「次男の自由研究は今回が初めてですが、来年何になるかは正直僕にも予想ができません」
今後どのように成長してほしいかを聞くと、「最低限、自分と自分の大切な人を守ることができるようになればいいかな。毎日楽しく過ごせるようになってくれればいいなぁと思います」と話していました。
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