ネットの話題
「マック心理」って何?〝ファンあるある〟巧みに言語化、公式に聞く
ツイートした担当者も驚く意外な反応
ツイートには、同じ文章を、辞書のページ風にまとめた画像が添付されています。
「わかりみが深すぎる」「心理じゃなくて真理」「私、毎回これだわ」。一連の投稿には、店舗のヘビーユーザーとおぼしき人々による、熱量高めのコメントが書き込まれました。
造語「マック心理」は、どのようにして生まれたのか。日本マクドナルドに、狙いと共に聞きました。
担当者によると、今回のツイートは、11日から始まった販促キャンペーン「ランダムマック」広告の一環で作成されたもの。専用サイトにアクセスし、自動で提案されるメニューを遠隔注文できるサービスです。
いわく、ユーザーからは「何を食べるか決められない」「いつも同じメニューを頼んでしまう」という悩みが、たびたび寄せられていました。そこで未知の一品との出会いを、楽しく演出したいとの思いから発案したといいます。
同社は、「フィレオフィッシュ」などの定番商品を、平日朝~昼限定で割引販売する取り組み「ひるまック」を実施してきました。「マック心理」の意味内容を考える上で、利用客の要望も参考にしたそうです。
「『仕事中なので、ランチはお金も時間も効率よく食べたい』『じっくり選ぶ時間がない』『待ち時間を短くしたい』。そういった声にヒントを得て、お客様のお気持ちを『マック心理』と定義し、プロモーションを考えました」
「辞書風の体裁などについては、Z世代のメンバーなども加え、新しい完成と角度から検討いたしました」
これまで食べたことのないハンバーガーにも、目を向けて欲しいとの願いに裏打ちされた、今回の企画。ツイッター上では予想外の反応も見受けられました。特定のメニュー名を挙げ、「これ一択」「安定」などとつぶやく人が続出したのです。
事前に想定していた効果とは異なる一方、担当者は「『マックを食べるときはこれ!』『これが一番大好き!』など、お客様それぞれのお気に入り商品や、マクドナルドへの愛情をいただくことができた」と感謝しています。
そして、ツイートが好評を博したことに関しては、次のように話しました。
「今回のように、一つの投稿を通じて、マクドナルドについての会話が生まれましたこと、大変うれしいです。今後も皆様にお楽しみ頂ける企画を考えますので、お気持ちをお聞かせ頂ければと思います」
マックしんり【 #マック心理 】(名)
— マクドナルド (@McDonaldsJapan) April 7, 2022
大手外食チェーン店「マクドナルド」において、選択するメニューが固定化すること。および、その際に生じる心境のさま。
(例)最近、フィレオフィッシュ®ばかり食べてしまって、マジでマック心理なんだよね。 pic.twitter.com/AKR4znSYPT
1/6枚