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ボタン押せば3分で館長が駆けつけます 北見の水族館、設置の理由は

設置した狙いを取材しました

これが「館長が出てくるボタン」
これが「館長が出てくるボタン」 出典: 山内創さんのツイッター

目次

 北海道のある水族館に設置された「館長が出てくるボタン」。押せば3分以内に駆けつけるそうで「用事が無くてもOK!」と書かれています。設置した狙いについて聞きました。

「カッコいい年のとり方」を考えたら、見えにくいモノが見えてきた(PR)
館長の山内創さん
館長の山内創さん 出典: 本人のツイッター

北の大地の水族館


 北海道北見市にある「北の大地の水族館(山の水族館)」。

 氷の下で泳ぐニジマスやヤマメなどをガラス越しに観察できる水槽や、1m級の巨大天然イトウなどが見どころです。

 数年前には、ニジマスが外来種だということを伝えるために設置した「LINE風の解説板」が話題になりました。

 そんな水族館に2020年7月に設置されたのが「館長が出てくるボタン」です。

 ボタンの下には「用事が無くてもOK! ボタンを押すとだいたい3分以内に現れます ※不在のときはでてきません」と注意書きが。

 ボタンが押されると、パソコンを経由して館長のスマホアプリに通知が届く仕組みです。

 先月下旬には「出てくるメーター」を追加で設置。

 館長の状況について、「めっちゃひま」「ひま」「ふつう」「忙しい」「出られないかも」「今いない」の6段階で表示しています。

館長に聞きました


 「押してもらえる回数は月10回ぐらいです」と話すのは、館長の山内創さん。

 「来館者とのコミュニケーションを増やしたい」という積極的な理由に加えて、「話しかけるのがあまり得意じゃないので」という理由もあったそうです。

 ボタンの名称については、シンプルに「呼び出しボタン」も考えたそうですが、「呼ぶ」という表現だとハードルが上がるのではないかと思い、「館長が出てくるボタン」に。

 「飼育担当はよく歩き回っているので声をかけやすいです。一方で割と仕事のスケジュールが決まっていたりもするので、自分を呼んでもらおうと考えました」

 夏休みなどは「本当に来るのか押してみました」という人も増えるそうですが、そこから5~10分ほど話をするそうです。

 「イタズラで押す人はいませんね。『エサは何をあげてるの?』といった質問や、『解説板が面白かった』という感想をいただくことが多いです」

いろんな切り口があっていい


 予算の関係で頻繁に展示替えなどができないなか、「スタッフも展示物のひとつ」という思いでボタンを設置したといいます。

 「水族館は生き物の情報を伝える場です。いろんな切り口があっていいと思いますし、人に対して興味をもっていただき、そこから生き物へとつながっていけばいいなと」

 個人のツイッターアカウントでも積極的に情報発信をしている山内さん。

 来館者から「ツイッターを見て来た」と声をかけられたり、職員募集の際に「館長のツイートが面白かったので働こうと思った」と言われたりすることがうれしいそうです。

 「今年はリニューアル10周年の記念事業もあるので、ぜひ館長が出てくるボタンを押しに来てください」

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