ネットの話題
海水パイプの中に野生のタコが! 水族館の定期点検中に発見して放流
発見時の様子を施設の管理担当者に聞きました
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発見時の様子を施設の管理担当者に聞きました
水族館に海水を運ぶパイプの中でタコを発見しました――。そんな「アクアマリンふくしま」(福島県いわき市)の投稿が注目を集めています。発見時の様子を施設の管理担当者に聞きました。
「水族館に海水を運ぶパイプは定期的に点検とメンテナンスが行われます。今回はそのストレーナーにタコが!! 点検・メンテナンスは大事です」
今月18日、アクアマリンふくしまのツイッターアカウントが、こんなつぶやきを投稿しました。
添付された写真に写っているのは、異物やごみなどを分離・排除するためのストレーナーという部品。
その透明なフタに、タコがベッタリと張り付いています。
この投稿に対して、「困っタコとになった」「生きてるんですか?」といったコメントが寄せられ、いいねは1万を超えています。
水族館に海水を運ぶパイプは定期的に点検とメンテナンスが行われます。今回はそのストレーナーにタコが!!
— 【公式】アクアマリンふくしま (@aquamarinestaff) January 18, 2022
点検・メンテナンスは大事です。#アクアマリンふくしま #水族館 pic.twitter.com/SB2vrRbT4K
「撮影したのは17日15時ごろで、定期メンテナンスをしていた時に見つけました」と管理担当者。
アクアマリンふくしまでは、水族館から3kmほど離れたところから海水を取水し、パイプで運んでいます。
ストレーナーは複数設置されていて、タコが見つかったのは取水口から300~400mほどの最初の箇所でした。
「ちぎれた海藻や貝殻などがよくひっかかりますが、生きたタコは初めてです」
取水口には生き物が入らないような仕組みがあるそうですが、わずかなスペースを通り抜けて侵入したとみられるそうです。
写真を撮影した後、ストレーナーのフタを外すとタコは下のバケツに落下。そのまま海まで持って行って放流したそうです。
普段は飼育・展示されている生き物たちが話題になることが多い中、今回は「裏方」の奮闘が話題になりました。
管理担当者はこう話します。
「みなさんが普段あまり気にしていない、展示を支える職員の地道な作業に興味を持っていただけてうれしいです」
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