ネットの話題
750円で買った「シルバニアのお家」をリフォーム 制作過程を公開
制作過程も公開しているミニチュア作家に話を聞きました
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制作過程も公開しているミニチュア作家に話を聞きました
中古で750円で買った「シルバニアファミリー」のお家をリフォームしました――。そんな動画が注目を集めています。制作過程も公開しているミニチュア作家に話を聞きました。
今月21日、「Hanabira工房」のツイッターアカウントが投稿した1分42秒の動画。
シルバニアファミリーのお家に貼られた「682円(税込み750円)」と書かれた値札をはがす場面から始まります。
傷の有無やパーツの不足を確認した後、除菌シートで全体を拭き取り、アクリル絵の具やスプレーで塗装を開始。
塗装がはみ出ないよう、マスキングテープやゴミ袋などを使って入念に作業しています。
不足していた郵便受けなどは、プラスチック板を使って自作。
最後のシーンでは、空っぽだった室内に流し台や本棚まで設置されていて、よく見ると書籍1冊1冊まで手作りされています。
この動画に対して、「可愛らしいお家からモダンなお家へと見事なリノベ」「技術力の高さに脱帽です」といったコメントが寄せられ、いいねは3万8千を超えています。
750円で購入した中古シルバニアの家を…。 pic.twitter.com/Ax9xQI4daa
— Hanabira工房/ミニチュア☺︎初著書『ちいさい世界(もの)づくり』予約開始しました! (@Hanabira7878) January 21, 2022
「2019年にリサイクルショップで購入し、2021年5月ごろから3カ月ほどかけて制作しました」とHanabira工房さん。
ミニチュア作品の動画をYouTubeなどに投稿しており、100円ショップの材料を使ったジオラマや、独自の世界観で作られたドールハウスなどが人気を集めています。
今回のシルバニアファミリーのお家は、リサイクルショップで見つけた際に「何か出来るのでは」と直感で購入。
その時点ではリメイク技術がまだなかったため、しばらく取り置いていたそうです。
「こだわった点は、外観の屋根下にある『破風』という部分です。元からあった模様が可愛くて残したかったので、そこだけ塗装せずに面影を残しました」
これまで制作過程の動画が話題になったことはあるそうですが、完成したものが話題になったのは初めて。
2月には初の書籍「ちいさい世界(もの)づくり 身近なものでできるジオラマとドールハウス」が出版されるそうです。
「YouTubeでの活動を始めて約5年、たくさんの方に支えられてきました。ものづくりをはじめたころは遠まわりであることは自覚していましたが、ひとつひとつ学ぶことの大切さに気づかされました。支えてくださる皆様にとても感謝しています」
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