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グルメ

雑煮は角餅?丸餅?農水省のマップが話題 「うちのは」言い合う文化

地域によって入れる餅や具材、汁が異なり、SNSでも話題になるお雑煮(写真は角餅と餅菜にすまし汁が一般的な愛知県のお雑煮)=農林水産省「うちの郷土料理」より
地域によって入れる餅や具材、汁が異なり、SNSでも話題になるお雑煮(写真は角餅と餅菜にすまし汁が一般的な愛知県のお雑煮)=農林水産省「うちの郷土料理」より 出典: 農林水産省「うちの郷土料理」

目次

正月に食べるお雑煮に入っているのは角餅?丸餅? 汁はすまし汁?味噌仕立て?。農林水産省の公式Twitterが各地のお雑煮の食べ方をまとめた地図を投稿し、反響を呼んでいます。リプライや引用リツイートには、それぞれの地域や家庭でのお雑煮が多く寄せられ、日本の食文化の多様さを映し出しています。

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汁も地域差

「毎年恒例、 #雑煮文化圏マップはこちら!」

昨年末に投稿されたツイートに添付されたのは、餅や汁の種類で色分けなどした日本地図です。餅は岐阜県の関ケ原辺りを境に東側の大部分が角餅、西側が丸餅に。汁は東日本や九州、中国・四国の一部ですまし汁、近畿を中心に味噌仕立て、山陰の海側は小豆汁と分かれています。

マップは、農水省のWebマガジン「aff」の2020年1月号で掲載されたものでした。日本各地の雑煮事情を調査しているお雑煮研究家の粕谷浩子さんへの取材をもとに作成されました。

粕谷さんによると、餅や汁のほか、入れる具材などで分けていくと、有名なお雑煮だけでも100種類を超えるといいます。「細かく分類するときりがない。それほどお雑煮の特徴は多種多様です。『大きく分けるとこうなります』というところで地図の区分けをしました」と粕谷さん。北海道を空白にした理由については、「開拓者たちが故郷の味をそれぞれ持ち込んで、複雑に混ざり合っているため、分類するのが難しいから」と説明します。

みんな違うのが当たり前

農水省が雑煮文化圏マップを添付したツイートは、2021年の元日にもありました。このとき、800超のリツイートがあったことや省内でお雑煮の資料写真の提供があったことなどから、今回のツイートはSNS発信を担当する広報室職員が年末年始用として用意しました。昨年の大晦日にツイートすると、前回の10倍ほどになる8千リツイートがされました。

ツイートに「皆さんの家のお雑煮もぜひ教えて下さい!」という文言を載せたこともあって、リプライや引用リツイートには各家庭のお雑煮写真も並んでいます。白味噌に丸餅と輪切りの根菜・豆腐餅・あんもち雑煮・醤油のすまし汁に角餅……。ツイートをした職員は「これほどの反響があるのには驚きました。地域の食文化を考えるきっかけになってもらえたら」と喜びを語りました。

粕谷さんは、各地を訪ね歩いて土地土地の雑煮文化をリサーチしていますが、SNSの投稿が調査のきっかけになることもあるそうです。「お雑煮はみんな違うのが当たり前」が持論の粕谷さん。だからこそ、周りの人たちの会話やSNSなどでもっとお雑煮の話題が増えることを願っています。

「なんと言っても、『うちのお雑煮は……』と、ああだこうだ話をするのは楽しいじゃないですか」

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