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「死刑制度が真っ黒に覆われている」記者が選んだ小説という手法
「フィクションじゃないと表現できない」
![スマホへの吹き込みなどを駆使して執筆時間をひねり出している水野さん。「20分あればどこでも書けます」と笑います](https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/storage.withnews.jp/2021/11/01/4/31/4316ad24-l.jpg)
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「フィクションじゃないと表現できない」
さまざまな事件を取材し、特派員を経験してキャスターとしても活躍するジャーナリストが、死刑が執行された実在の事件に着想を得たミステリー小説を書きました。なぜノンフィクションではなく「小説」というかたちで表現しようと思ったのでしょうか。今春、『蝶の眠る場所』を出版した水野梓さん(本名・鈴木あづささん)に話を聞きました。
バシャバシャとフラッシュが焚かれなくなった「閃光の後」を見てみたい――。
「小説に出てくるカメラマン・欣二郎の言うように、事件の被害者や事件を起こした人、その家族……一人一人の『その後』を描いてみたかったんです」と話します。
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