ネットの話題
元カレ、前髪、大根、営業電話… 「切りたい」ものが麻雀牌になった
「切りたい」ものが麻雀牌になりました。
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「切りたい」ものが麻雀牌になりました。
麻雀で不要な牌を選んで手放す「切る」という行為。この言葉に引っかけて「風」や「前髪」といった切るに関わる文字をプリントしたカプセルトイが発売されました。考案者に経緯を聞きました。
ブシロードクリエイティブのカプセルトイブランド・TAMA-KYUで順次販売を開始している「切りたい麻雀牌」。
1回300円のカプセルトイで、麻雀牌のような四角いデザインに全14種類の文字がプリントされています。
ラインナップは、「大根」や「爪」といった物理的に切るものから、「自腹」「元カレ」「営業電話」といったものまで。
故事成語「泣いて馬謖を斬る」にちなんだ「馬謖」まであります。
「麻雀牌の個性豊かなデザインが前から好きで、その中でも『字牌』と呼ばれる牌に特に魅力を感じていました」
そう話すのは、企画したコンテンツスタジオ「CHOCOLATE Inc.」のプランナー、フロクロさんです。
まずは、日常的な「切る」シチュエーションや、「切る」を含む慣用句などを調べることに。
ツイッターで「切る」と検索して、世間の人々が普段何を切っているかもリサーチしたそうです。
麻雀に合わせてあらかじめ14種類作ることを決めていましたが、集める作業は思いのほか大変だったといいます。
「むしろ14種ピッタリしか思いつかなかった、といったところがあります。まさに精鋭です」
ポジティブな「切る」を多くすることで、お守り的な使い方ができるようにも考慮しました。
フロクロさんのお気に入りは、発表後に反響が大きかった「馬謖」。
当初「伝わらないかも」と、ラインナップから外す計画も出ていましたが、「どうしても」とお願いして無理やり入れたものでした。
「ツイッターで『鳴いて』馬謖を切るってことか、との声が多く、なるほどとなりました。正直そこまで考えていなかったのですが、考えていたことにしたいです」(※鳴くは麻雀用語)
おすすめの使い方を尋ねると、こんな答えが帰ってきました。
「特に考えていません。麻雀牌はさまざまなルールの中に位置するアイテムなので、手に取った方オリジナルの『切り方』に思いを馳せていただければ、と思います」
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