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MAXのLINAが「心を奪われた」メダリスト 沖縄の記憶思い出す快挙
「悔しいことがあっても奮い立たせる励みに」
沖縄出身のダンスボーカルグループMAX。1995年にデビューしてから今年で26周年を迎えました。10代だった「スーパー・モンキーズ」時代から音楽業界が様変わりした今、第一線で走ってきた4人は何を思うのでしょうか?仕事や子育て、自分自身の活動など、それぞれが切り開いた道について語る「MAXコラム」。沖縄で老若男女に愛されているという空手。LINAさんは東京五輪で金メダルを獲得した、沖縄出身の喜友名諒選手の気迫に心を奪われたと言います。
夏といえば、わたし!!
と言っても過言ではないほど夏が好き。
燦々(さんさん)と照りつく太陽に、青々と力に満ちた緑を見ているとホント元気になります。若かりし頃は、真夏の太陽が顔を出すと一目散に海に行き、お肌のことも考えずに、朝から夜まで日光浴を楽しみ真っ黒になっていたもんです。
9月に入り、夏の日差しも和らぎ、涼しい風を感じられるようになってきましたね。
今年の夏は、コロナ感染者の「過去最多数」が日に日に更新され、夏を楽しむどころじゃなかったですね。正直なところ、今年の夏も終わりかぁ……と、夏の思い出を作れなかった寂しさだけが残ります。
そんな日を振り返ると、唯一私たちを熱くさせたのが東京オリンピック・パラリンピックだったのはないでしょうか?
コロナウイルスの感染拡大の影響で、昨年開催予定だったオリンピックが延期されました。その後も、開催するまでに色んな問題が連日ニュースでクローズアップされ、不安を覚えながらも見守ることしか出来ませんでした。
1964年の開催以来、57年ぶりの自国開催はとても喜ばしいことですし、多くの人たちは期待と希望を寄せていたと思います。
世界各国から集まったアスリートたち。
4年に一度の大舞台に向かって、身を削って練習に励んでいた選手の皆さんのことを思うと、無観客であれ、開催されたことは良かったのではと感じています。
私も時間の許す限り、テレビの前で様々な競技を見て、応援しました。
アスリートたちが真摯に競技に、そして自分自身と向き合う姿勢に、元気、勇気、感動をもらい、心が揺さぶられました。
どんなにつらいこと、悔しいことがあっても前を向き、目標に向かい、力強く歩き続けるたくましさ。スポーツの楽しさだけじゃなく、自分を奮い立たせる新しい明日の一歩の励みにもなりました!
そして何といっても、私の地元の沖縄から、初めての金メダルが出ましたね。
空手家の喜友名諒選手です。
画面越しからでも伝わる気迫に、瞬きを忘れるほど心を奪われました。
とっても素晴らしい演技で、カッコ良かったですね。
空手は、沖縄では長年の歴史があるんです。ちびっ子から年配の方まで幅広い世代に愛されているスポーツなので、空手人口が多いんです。
「沖縄空手」は、世界的にも有名ですし、海外に住む私の友人も、沖縄にまで習いに来たこともありました。
喜友名選手の快挙に、ますます空手が注目されそうですね。
そして、毎年夏になると、心の奥で眠っているある願望が目覚めるんです。
それは「着物を自分で着たい」という願望です。
長年、「夏着物」に憧れがあり、浴衣のようにカジュアルに普段着として着物を着たいと思っていました。
そして今年、とうとう重いお尻を持ち上げ、ようやく着付け教室に通い始めました。
着物は、お仕事で着ることもあったんですが、着付けはいつも人任せ。
日常着としてさりげなく着物を着こなし、さっそうと歩く道ゆく女性の姿に、憧れを抱いていました。
しかし、習い始めると細やかな技術が多く、なかなか思うように着物を扱うことができず、私の帯は散らかってばっかり。でも、ただ単に着付けの仕方を習うだけではないんです。着物の知識や立ち振る舞い方もいっしょに学ぶことで、着物の奥深さを感じ、よりいっそう魅力を感じています。
今はまだ、先生の力を借りずに着られるレベルではないですが、来年の夏こそは、自分で着付けをし、友人たちとのお食事会を楽しむことが目標です。
ウイルスの感染拡大が収束せず、思うように出かけられないコロナ禍2年目の夏。
ふさぎ込んでばかりじゃいられない。
こんな時こそ、また違った時間を充実させ自分自身を育てる。
今年は私にとっては、健気な夏だったなぁ〜
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