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通称「ゾウのきなこもち」! 砂浴び時の飼育員用語がピッタリすぎる
「この状態を徳山動物園ゾウ班用語で『きなこもち』といいます」
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「この状態を徳山動物園ゾウ班用語で『きなこもち』といいます」
「この状態を徳山動物園ゾウ班用語で『きなこもち』といいます」。周南市徳山動物園(山口県)が、そんな文章をツイッターに投稿しました。添付された動画には、砂浴びを楽しむゾウが映っています。
今月8日、徳山動物園のツイッターアカウントがこんな文章を投稿しました。
外は大雨。
— 周南市徳山動物園(公式) (@TOKUYAMA_ZOO) July 8, 2021
早めに帰宅したミリンダは、体を洗われ垢を取りました。あとはセルフで砂浴びして完成です。
この状態を徳山動物園ゾウ班用語で「きなこもち」といいます。#徳山動物園 #スリランカゾウ #ゾウ #ミリンダ #砂浴び #きなこもち #ゾウ班用語 pic.twitter.com/q7LRr8GwRa
映っているのは、スリランカゾウのミリンダ(オス、13歳)。
飼育員に体を洗ってもらった後、砂場で寝っ転がっています。
鼻を器用に使って砂をつかみ、自分の頭や背中にかける様子が収められています。
この動画に対して、「でっかいきなこもち」「こねたいです」といったコメントが寄せられています。
「夕方にブラシで体をゴシゴシ洗った後に撮影した動画です」
そう話すのは、動画を投稿した獣医師の橋本千尋さんです。
この日は雨だったため、垢がふやけて落としやすいだろうと体を洗ってあげたといいます。
園で飼育しているもう1頭のナマリー(メス、14歳)も、体を洗ってもらった後は同じように自ら砂をかけるそうです。
「野生のゾウは、紫外線や寄生虫から身を守るために自ら砂をかけることがあります。ミリンダは体を洗ってもらってかゆく感じているのかもしれません」
飼育員の誰かが「きなこもち」と呼んだことから、いつのまにか定着したそうです。
閉園間際の時間帯で、来園者からは見えにくい場所での砂浴びだったため、動画を撮影してツイッターに投稿したそうです。
「ゾウというと『体が大きい』といった感想が多いですが、かわいらしい一面もあります。ぜひいろんな姿を見ていただきたいです」
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