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カワウソ漫画家なのに「カワウソは飼えません」お手軽レシピへの思い
キャラクターに「カワウソ一家」を選んだ理由は…

お手軽でおいしい料理レシピを、カワウソ一家が登場するマンガやイラストで発信しているワニマックスさん(@4979uki_uki)。料理を作り始めたきっかけはシンプルな「おばあちゃんの味」だったそうで、ツイッターでも多くの反響が寄せられています。マンガのキャラクターに「カワウソ」を選んだのは、深い理由がありました。
家族の絆が強い野生カワウソ

直後のテレビの特集で、野生のカワウソが家族で暮らすこと、子育てにオス・メスの関係がないこと、自分の子どもではない群れの赤ちゃんにもエサを届けるといった生態を知ったそうです。
「野生のカワウソは家族の絆がとっても強い生き物。その生態と、マンガで描きたかった『家族愛』がぴったりはまりました」
「おばあちゃんの味」が大好きで
群馬生まれ群馬育ちのワニマックスさんは、「味は濃いし見た目は茶色いけど、白ごはんがどんどん進むおばあちゃんの料理」が大好きだったそうです。
祖母が亡くなる前に、その味を教わることはできませんでした。

再現に苦戦していたところ、親戚からは「ばあちゃんの料理はそんな繊細だったかねぇ」と笑われたといいます。
思い切ってしょうゆと砂糖でシンプルに作ってみたら「これだ!」と「おばあちゃんの味」が再現できたそうです。
「懐かしい味」を織り交ぜて
本に掲載されている、小麦粉を混ぜただけのシンプルな「ばーちゃんのぺったん焼き」や、油揚げのなかに卵を落として煮込んだ「たまご茶巾煮」も祖母の味だといいます。

どこにでもありそうな食材で試行錯誤
そんな中、ツイッターで「おいしかったです」「野菜を食べなかった子どもが食べました」と反響をもらうのがうれしいといいます。

「コンビニや業務スーパーで売っているものや、どの地方のスーパーにも大体ありそうな材料を使って、どこまで作れるかをやっています」

野生のカワウソを応援します!
自身のツイッターにもよく登場する飼い猫は18歳と5歳。「身近なことしかできませんが、水族館が困っていたら寄付したり、自分の飼っている猫を最期まで看取る責任を果たしたり……それは絶対やっていきたいです」
今朝も鳩さん監視中 pic.twitter.com/cLWOmKnWrx
— ワニマックス/レシピ漫画日曜更新 (@4979uki_uki) May 27, 2021
カワウソのレシピマンガを発信し始めたとき、「飼ってみたいですよね」という反応が多かったことから加えたそうです。
カワウソの「しあわせごはん」を大切に
「親と子どもでごはんを食べる……それがカワウソの野生の姿であって、日常です。本のタイトルにもあるように、カワウソ一家の『しあわせごはん』なんだと思います」と指摘します。
遅ばせながら、「世界カワウソの日」✨
— ワニマックス/レシピ漫画日曜更新 (@4979uki_uki) May 26, 2021
漫画でカワウソ家族を描く理由の1つに、野生のカワウソは家族で暮らすのが当たり前。という事実を知って頂きたいのがあります。
家族で暮らすカワウソが可愛い✨
即ち、野生のカワウソが可愛い、に繋がって欲しくて…#WorldOtterDay#世界カワウソの日 pic.twitter.com/MrgBByxcW6
本の発売日は偶然、2021年の「世界カワウソの日」と重なりました。
群馬弁「なっからんめーだんべぇ」
近所にあるお茶屋さんの店主として登場するキャラ「青い猫」は、群馬・前橋にある「紅茶のティーストアー」の店主がモデルなんだそう。

「本当はスリムなマスターなのですが、青い猫の絵を見せたら『ふとった猫じゃないとおいしそうに見えないでしょ』と快諾してくれました」
濃い味の群馬 薄味が好きな人は…
「群馬の人はとにかく濃い・甘い味が好き」。ワニマックスさんの親戚が集まる時は、うどん・焼きまんじゅう・お稲荷さん・天ぷら……と、小麦粉と甘い味つけがそろい踏み。天ぷらにみりんをつけて食べるのだそうです。
「レシピ通りだと味が濃いと感じる方もいるので、薄味が好きな人は調味料の量を減らすなどして調節して下さい」と笑います。
