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IT・科学

なかもさんからの取材リクエスト

子供の幼稚園ではアルコール消毒後に手洗いし、またアルコール消毒しています。必要あるのでしょうか。



手洗い後の蛇口って触ってもいいの? 「持続可能」な手指の消毒方法

自動水栓でない蛇口についてはどうか。※画像はイメージ
自動水栓でない蛇口についてはどうか。※画像はイメージ

目次

取材リクエスト内容

子供が幼稚園で「アルコール消毒」してから「石鹸で手洗い」して、また「アルコール消毒」しています。
蛇口を捻るタイプの水道のためだと思いますが、花粉の時期とも重なって手荒れがひどいです。そこまでウイルス対策をする必要があるのでしょうか。 なかも

記者がお答えします!

新型コロナウイルスの感染拡大は止まらず、手洗いなど私たち一人ひとりの対策が非常に重要になっています。一方で、「アルコール消毒してから手洗い後、またアルコール消毒」のようなルールが制定される場合もあるようです。

必要十分な手洗いやアルコール消毒とはどんなものなのか。また、自動水栓でない「手動の蛇口」の場合はどうすれば衛生的なのか。厚労省や専門家を取材しました。

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「正しい手洗い」の方法

厚労省によれば、新型コロナウイルスを含む感染症対策として、手指についてまずしてほしいのは「手洗い」。「手洗いを丁寧に行うことで十分にウイルスを除去できます」「さらにアルコール消毒液を使用する必要はありません」とします。

また、アルコール消毒薬を使用するべきなのは「手洗いがすぐにできない状況」。施設の入口にアルコール消毒薬が常備されているのは、理に適っているともいえます。

ということで、手洗いができる環境なら、手洗い前のアルコール消毒は不要。正しい手洗いをしていれば、手洗い後のアルコール消毒も不要、というのが基本になります。

ここで疑問なのが「正しい手洗い」とはどのようなものか、ではないでしょうか。厚労省はその方法を啓発しています。
厚生労働省の手洗いについての啓発資料
厚生労働省の手洗いについての啓発資料 出典:国民の皆さまへ (新型コロナウイルス感染症)
1. 流水でよく手をぬらした後、石けんをつけ、手のひらをよくこすります。
2. 手の甲をのばすようにこすります。
3. 指先・爪の間を念入りにこすります。
4. 指の間を洗います。
5. 親指と手のひらをねじり洗いします。
6. 手首も忘れずに洗います。

石けんで洗い終わったら、十分に水で流し、清潔なタオルやペーパータオルでよく拭き取って乾かします。また、手洗いの前に、爪は短く切っておきましょう。時計や指輪も外しておきましょう。

なお、手洗いをするべきタイミングとしては、「外出先からの帰宅時」や「調理の前後」、食事前などが推奨されています。

感染対策は全体的・総合的に

さて、基本は以上ですが、応用が必要な場合も多々あることでしょう。その一つが自動水栓でない「手動の蛇口」の場合です。手洗いをしたあとで蛇口のハンドルやレバーを再度、触ってしまうと、また手洗いが必要になってしまうのでは、という新たな疑問が生じます。

感染症対策コンサルタントで看護師の堀成美さんに話を聞いてみました。堀さんはまず、「『それが本当に必要なことなら、すでに公的に注意喚起されている』と考えることが大事」だとします。

「どうしても気になる場合、ペーパータオルがあるならそれを使って締めるのはどうでしょう」「ペーパータオルがないときは、ハンドルまたはレバー自体を水と石けんで一緒に洗うという方法、手指をアルコール消毒をする方法もあります」とした上で、次のように述べます。

「そもそもですが、ある場面だけ厳密に対策をしたとしても、そのあとすぐにいろいろなところを私たちは触りますよね。感染症対策は無理なくできることを組み合わせていくことで総合的に効果が得られるように考えた方が長続きします。

手洗い後に清潔なものしか触らないということは現実的には難しいので、蛇口に触るかどうかを気にしすぎるよりは、感染経路になり得る目や鼻、口をなるべく触らないことの方が現実的です」

あまり頻回に消毒をすると、手荒れがひどくなる場合もあります。その場合は「ハンドクリームなどでケアを」と堀さん。そして「負担の大きな感染対策は結局、続けられなくなる」と指摘します。

「一つひとつの対策は完ぺきではありません。だからこそ、部分的に完ぺきを目指そうとすると、少しずつズレてしまう。全体を見通したメリハリのある感染対策が必要です」

また、過剰な対策が取られている場合、「気づいたら修正できる柔軟性も必要」。特に、昨年の今頃はまだ新型コロナウイルスについてわかっていなかったことも多く「その頃の対策が残ったまま、というケースも多い」そう。

「そのためには社会としても『感染対策はその時々でアップデートされ、変わり得るもの』という認識を持つといいのではないでしょうか。批判ムードだとかえって修正がしにくく、結果的に過剰な対策が残ってしまう、ということもありますから」

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