twitter facebook hatebu line LINE! ネットの話題 2020/08/14 みんなの感想 「ペコはおうちにかえります」三島駅の不二家、涙の閉店あいさつ 「ペコはおうちにかえります。でも、ペコがここ三島駅にいた事 みんなわすれないでほしいな」 「不二家」三島ステーション店に掲げられたメッセージとペコちゃん 出典: 不二家提供 野口みな子 ペコちゃん 不二家 目次 「今日も頑張ってるみんなへ」から始まるメッセージ オーナー「お客様、家族に感謝」 「ペコはおうちにかえります。でも、ペコがここ三島駅にいた事 みんなわすれないでほしいな」。8月20日に閉店する、「不二家」三島ステーション店(静岡県三島市)の店頭に掲げられた「ペコちゃんからのメッセージ」がツイッターで話題になっています。メッセージを読んだ人からは「優しい言葉に泣いちゃう」「泣かせるコメント」と、閉店を惜しむ声も集まっています。 【PR】指点字と手話で研究者をサポート 学術通訳の「やりがい」とは? 「今日も頑張ってるみんなへ」から始まるメッセージ 話題となっているのは、カワムラサキさん(@song_of_moon)がツイッターに投稿した写真です。「泣きそう」というコメントともに写っているのは、JR三島駅構内にある「不二家」三島ステーション店の、ペコちゃん人形の横に掲示されたメッセージ。「今日も頑張ってるみんなへ」から始まるペコちゃんからのメッセージは次のように綴られています。 8月20日に閉店する三島駅の不二家。すまん、泣きそう。 pic.twitter.com/rHmyCTo8I2— カワムラサキ (@song_of_moon) August 9, 2020 今日も頑張ってるみんなへ37年間、毎日毎日みんなの頑張るすがたをここで見守ってきたけど、お別れの時がやって来ちゃった。ペコが来た時、子供だったみんなも もう立派な大人になって、ペコの身長を追い抜いていったもんね。本当はもっとみんなと一緒にいたかったけど・・・・ずっ~と一緒にいてくれた店長もだいぶ歳をとったしね(笑)。私たち「頑張ったよね!ゆっくり休もー」って言っちゃったペコはおうちにかえります。でも、ペコがここ三島駅にいた事 みんなわすれないでほしいな本当に本当に長い間ありがとね!暑い日も寒い日も雨の日も頑張るみんなを応援しているよ!みんな元気でね~本当にありがと!またね!!ペコより 「不二家」三島ステーション店に掲げられたメッセージ 「不二家」三島ステーション店に掲げられたメッセージ 出典: 不二家提供 カワムラサキさんのツイートは1万回以上リツイートされ、三島ステーション店の閉店とメッセージの内容を知り、たくさんの反響が集まっています。 投稿したカワムラサキさんは、「事前に地元の方のツイッターで閉店することは知っていたのですが、帰省して店の前を通った際にメッセージがあることに気付き、胸にグッとこみ上げるものがありました」と振り返ります。 「今住んでいる場所ではペコちゃんは日常的に目にしているのですが、三島駅の不二家さんは本当に不思議な場所にあって、自分にとっても特別な存在だったんだなと気付かされました」 「不二家」三島ステーション店 出典: 不二家提供 三島ステーション店の思い出を抱いていたのは、カワムラサキさんだけではありませんでした。「学生時代ここにホットケーキ食べに行ったりしてたな」「何度も行った思い出の不二家」と、37年という歴史の長さを物語るコメントも次々寄せられ、「ペコちゃん、ありがとう」という感謝の気持ちも集まっています。 オーナー「お客様、家族に感謝」 不二家の広報担当者によると、三島ステーション店は1983年11月から、原田重利さんがオーナーとして経営してきたフランチャイズ店です。通常、店舗が閉店する場合は本社から、感謝を伝える内容を含めた告知を出しているといいますが、担当者は「これほどの思いを込めた、独自のメッセージを掲示するのはまれ」と語ります。 不二家は1910年に横浜で創業し、店頭人形としてデビューしたペコちゃんも今年生誕70周年を迎えます。祖父母から孫の世代まで、成長の思い出の中に寄り添ってきたペコちゃん。こうしたひとりひとりの歴史と重なり、閉店メッセージには誕生日やクリスマスなど、地元の不二家やペコちゃんにまつわる思い出を振り返り、懐かしむ声も寄せられているのです。 「不二家」三島ステーション店のペコちゃん。独自の衣装をまとい、コロナ禍ではマスクも着用している。 出典: 不二家提供 三島ステーション店オーナーの原田さんは広報を通して、以下のようにコメントしています。 「これまでご愛顧頂いたお客様、そして多忙の中一緒に過ごす時間があまりとれない状況でも 支え続けてくれた家族にはとても感謝しています」 三島駅で「頑張るみんな」の成長を見守り、応援してきたペコちゃんからのメッセージ。ツイッターで話題になっていることを受けて、広報担当者は「三島駅という地元の顔になるところで営業をさせていただき、お店やペコちゃんが地元の方に愛されてきたというひとつの反応だと思い、非常にありがたく感じております」と話しています。 画像を投稿したカワムラサキさんも、三島ステーション店について「最後にまた食事できればいいなと思っています」。 「こんな時勢ですから、これを機にみんなの身近にある大切なお店、大人になって疎遠になったお店やスーパーに足を運んでくれるきっかけになれますように」 「ペコはおうちにかえります」三島駅の不二家、涙の閉店あいさつ 1/11枚 withnews