グルメ
袋麺にホタテ缶の幸せ…緊急時ほど食の満足を「もしものレシピ」
売り切れ・買い占めに負けない、あるもの料理
5月25日にすべての都道府県の非常事態宣言が解除されましたが、外食が気軽にできないテイクアウトや自炊中心の食生活は続きそうです。一方で、外出自粛中は、普段と変わらずおいしいものを食べる行為が、心の安定にとっていかに重要かということを知りました。料理家のカノウヒナタさんは、缶詰やインスタント食品でも作れる「絶品」メニューを「もしものレシピ」として考案しています。カノウさんのレシピから、無理のない「新しい生活様式」の備えを考えます。(文:「車バイバル」編集部)
保存もきき、お湯さえあれば手軽に食べられる袋麺ですが、塩ラーメンにホタテ缶を加えれば、高級な味わいになります。このレシピのポイントについて、カノウさんはこう説明します。
「ホタテ缶の汁には旨味がたっぷり出ているので、汁ごと調理に使います。ほぐし身ではなく貝柱水煮を使うと食べ応えも見栄えの面でもオススメ。ホタテと相性の良いバターとコーンを加え、シャキッと辛い白髪ねぎでまとめた自宅でできる高級ラーメンです」
なお、白髪ねぎは小ねぎやかいわれ大根、水菜などで代用してもOKです。
【材料】
・袋麺(塩味) 1個
・ホタテ缶 1個(180g)
・コーン 大さじ2
・バター 10g
・ねぎ(白い部分) 適量
・黒胡椒 適量
【材料】
・豚角煮(チルド食品) 1袋(130g)
・八角 1個
・五香粉 小さじ1/2
・紹興酒(なければ酒) 小さじ1
・ゆで卵 1個
・小松菜 1束
・ごはん 茶碗1杯
豆乳カップスープが手に入らない場合は、豆乳200mlに鶏ガラスープの素(小さじ1/2)を温めて、桜えびとザーサイを加えれば似た味になるそうです。
【材料】
・豆乳カップスープ 1個(17g)
・水 220ml
・桜えび 大さじ1
・ザーサイ 10g
・青ネギ 適量
そのままでもおいしいカマンベールチーズと、「いぶりがっこ」を昆布締めにするレシピ。普段から、常備しておくのもよさそうです。カノウさんによるオススメポイントです。
「カマンベールチーズに秋田県の名産『いぶりがっこ』を挟み、昆布締めすると粋なつまみに。発酵食品同士の相性は良く、ほのかな昆布の香りが後を引く、お酒好きにオススメの一品です」
ちなみに、「使う昆布は小さいものでもOK。出汁取り用のものなどでも、少し水で濡らして広げやすくすると使いやすい」のだそう。使った昆布は、付いてしまったチーズを取り除き、小さくカット、砂糖と醤油で味を整えて佃煮にできます。
【材料】
・カマンベールチーズ 1個(100g)
・いぶりがっこ 10g
・昆布(昆布〆用) 1/2枚
・黒胡椒 適量
1/5枚