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連載

#35 どうぶつ同好会

「腹筋バッキバキのペンギン」水族館ツイート、自粛生活に元気与える

「お腹がすごいことになっていました…」

まるで腹筋のようなジェンツーペンギンのお腹
まるで腹筋のようなジェンツーペンギンのお腹 出典: おたる水族館のツイッターアカウント

目次

「お腹がすごいことになっていました…」そんなコメントともにおたる水族館(北海道小樽市)のツイッターアカウントが投稿した、ペンギンの写真が話題です。丸みを帯びた真っ白なお腹にできた、変わった毛並み。横に数本、縦に1本筋のように入っていて「まるで腹筋のようだ」とリプライが集まっています。同館のペンギンの担当者も、珍しい現象に「不思議」と話しています。

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「シックスパックどころじゃない」かけ声集まる

話題となっているのは、おたる水族館で展示しているジェンツーペンギンです。ジェンツーペンギンとは、南極大陸周辺の島々に生息する体長70~80cmほどのペンギン。鮮やかなオレンジ色のくちばしと足、そしてヘアバンドのような頭の白い帯模様が特徴です。

しかし、おたる水族館のツイッターアカウント(@otaruaquarium)に投稿されたジェンツーペンギンの写真の、目を引くポイントは「お腹」でした。真っ白なお腹の毛並みに「腹筋」のように筋が入っており、心なしかうつむき加減の表情も渋く見えてきます。
話題のジェンツーペンギン
話題のジェンツーペンギン 出典:おたる水族館のツイッターアカウント
ツイッターでは「シックスパックどころじゃない」「腹筋バッキバキ」「ハードなトレーニングだったんですね」「仕上がってる」とボディビル大会さながらのリプライが集まっています。「どうしてこうなった」という疑問も寄せられ、1万件以上「いいね」されています。
ジェンツーペンギンに何が起こっているのか、おたる水族館の担当者に聞きました。

担当者も「めったに見られない、不思議」

「恐らく、お腹を内側に丸める形で寝そべっていたのではないかと思います」

そう話すのは同館で、ペンギンを担当している飼育員の方です。「恐らく」と話すのも、今回のような毛並みになるのはとても珍しいことで、「私も見たときに不思議な模様をしてるな、こんな模様も見れるのかと思いました」。

普段のジェンツーペンギンのお腹
普段のジェンツーペンギンのお腹 出典:おたる水族館のツイッターアカウント
ツイッターでは「排水溝などの金属の網の上で寝ていたのでは?」「換毛の時期なのでは?」というコメントも寄せられていましたが、担当者は「網の上で寝ていた訳でもなく、毛の生え替わりはもう少し先の時期なんです」と説明します。

話題になったことについて、担当者は「『湯たんぽに見える』というコメントもいただき、こちらとしても楽しく拝見させていただいております」。
 

休館中、SNSやYouTubeで楽しんで

新型コロナウイルスの感染拡大によって、4月20日から臨時休館しているおたる水族館。併設する遊園地・祝津マリンランドも、冬季休園が終わり4月18日から営業を予定していましたが、こちらも開園を延期しています。

担当者は「生き物たちはいつも通りみんな元気に過ごしており、SNSなどからも動物の情報を知りたいという声もいただいているので、FacebookやYouTubeなどでも情報を発信しています」。

おたる水族館のYouTubeチャンネルでは、「トレーナーの指示をきかないペンギンショー」としてSNSでも度々話題になるペンギンショーの動画も一部見ることができ、アザラシやイルカのトレーニングの様子も動画で楽しむことができます。
2014年のペンギンショー 出典: おたる水族館のYouTubeアカウント

水族館・動物園の休館・休園が続いている状況ですが、さまざまな施設がSNSを通して動物の様子を発信しています。そして外出自粛の生活に、元気な姿で癒やしを与えてくれる生き物たち。「好きだな」「かわいいな」と思う動物たちを見つけたら、新型コロナウイルスの感染拡大が収束した後、ぜひ施設に足を運んでいただきたいと思います。

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