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連載

#31 #やさしい日本語

「テレワークは減給」外国人が不安になる日本の働き方、どうすれば?

会社は働く人の健康を守らなければいけません

(イラスト・逸見恒沙子)
(イラスト・逸見恒沙子)

目次

日本語(にほんご)にまだ()れていない(ひと)にも、()かりやすい「やさしい日本語(にほんご)」で()きました。
(した)に「ふりがな」を()した(ぶん)があります。


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【PR】「あの時、学校でR-1飲んでたね」

「家で仕事をしたいです」

こんにちは。NPO法人(ほうじん)POSSEの岩橋(いわはし)(まこと)です。今日(きょう)は、新型(しんがた)コロナウイルス(coronavirus,Covid-19)に感染(かんせん)(うつる)のが心配(しんぱい)なので、仕事(しごと)()きたくない、(いえ)仕事(しごと)をしたい(ひと)相談(そうだん)です。
悩み(1)


【マレーシア(じん)女性(じょせい)
(わたし)翻訳(ほんやく)仕事(しごと)をしています。いつもは会社(かいしゃ)のオフィスで仕事(しごと)をします。でも、パソコンを使(つか)うので、(いえ)でもできる仕事(しごと)です。会社(かいしゃ)では5(にん)が、(ひと)つの部屋(へや)仕事(しごと)をしています。(まど)はありません。(いえ)から会社(かいしゃ)まで、1時間(じかん)電車(でんしゃ)にのります。(わたし)は、電車(でんしゃ)や、会社(かいしゃ)でコロナウイルスに感染(かんせん)する(うつる)のが心配(しんぱい)で、、「(いえ)仕事(しごと)をしたいです」と会社(かいしゃ)()いました。でも、会社(かいしゃ)は、(わたし)に「ダメです。会社(かいしゃ)仕事(しごと)をしてください。(やす)むと給料(きゅうりょう)(はら)いません」と()いました。(わたし)はどうしたらいいですか。  

悩み(2)


【アメリカ(じん)男性(だんせい)
(わたし)英語(えいご)先生(せんせい)をしています。学校(がっこう)には電車(でんしゃ)()きます。学校(がっこう)では、生徒(せいと)2人(ふたり)になって、英語(えいご)(おし)えます。(おし)えるための部屋(へや)はとても(せま)いです。(まど)はありません。マスクをつけていない生徒(せいと)もいます。1(にち)に4(にん)生徒(せいと)(おし)えています。(わたし)にはもともと(びょう)()があるので、コロナウイルスに感染(かんせん)する(うつる)のが心配(しんぱい)です。(わたし)会社(かいしゃ)に「オンライン授業(じゅぎょう)にしてください」と()いました。でも、会社(かいしゃ)は「オンライン授業(じゅぎょう)だと、給料(きゅうりょう)半分(はんぶん)にします」と()いました。本当(ほんとう)はオンライン授業(じゅぎょう)にしたいです。でも、給料(きゅうりょう)半分(はんぶん)になると、家賃(やちん)(はら)うことができません。いま、(つま)一緒(いっしょ)()んでいます。(つま)英語(えいご)先生(せんせい)で、生徒(せいと)()なくなり、仕事(しごと)がなくなりました。(わたし)はどうしたらいいですか。

「テレワークを認めてください」

(イラスト・逸見恒沙子)
(イラスト・逸見恒沙子)
いま、日本(にほん)では、コロナウイルスに感染(かんせん)した(うつった)(ひと)がとても()えています。だから、東京都(とうきょうと)大阪府(おおさかふ)などでは、「緊急事態(きんきゅうじたい)宣言(せんげん)」が()て、「学校(がっこう)会社(かいしゃ)(やす)みにしたり、(はたら)(ひと)()らしたりしてください」とお(ねが)いしています。でも、緊急事態(きんきゅうじたい)宣言(せんげん)()ているところも、()ていないところも、不安(ふあん)(なか)で、(はたら)いている(ひと)がたくさんいると(おも)います。

もともと(びょう)()がある(ひと)は、コロナウイルスによる肺炎(はいえん)がひどくなることもあります。 政府(せいふ)は、たくさんの(ひと)(あつ)まる場所(ばしょ)(まど)がない場所(ばしょ)空気(くうき)(なが)れが(わる)場所(ばしょ))、(ひと)(ひと)(ちか)くで(はな)場所(ばしょ)では、感染(かんせん)する(ウイルスにうつる)危険(きけん)があるので、()かないでください、と()います。でも、会社(かいしゃ)のオフィスや学校(がっこう)教室(きょうしつ)には、空気(くうき)(なが)れが(わる)くて、(ひと)(あつ)まり、(ひと)(ひと)(ちか)くで(はな)場所(ばしょ)(おお)いです。

大切(たいせつ)なのは、すべての会社(かいしゃ)は、(はたら)(ひと)健康(けんこう)(まも)らなければいけないと()められてるということです。これは、安全(あんぜん)配慮(はいりょ)義務(ぎむ)()います((たと)えば、労働(ろうどう)契約法(けいやくほう)5(じょう))。会社(かいしゃ)は、(はたら)(ひと)怪我(けが)をしたり病気(びょうき)になったりしないように、()()けなければいけません。(たと)えば、(たか)場所(ばしょ)仕事(しごと)をする(ひと)には、()ちないように「命綱(いのちづな)」をつけることが必要(ひつよう)です。

(くに)東京都(とうきょうと)は、(まど)がないところや(ひと)がたくさん(あつ)まるところで、コロナウイルスに感染(かんせん)する(うつる)かもしれない、と()っています。(くに)は、会社(かいしゃ)(たい)して、(はたら)(ひと)(いえ)仕事(しごと)をすること(在宅(ざいたく)勤務(きんむ)=テレワーク)も(みと)めてください、とお(ねが)いしています。
職場における新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向けた取り組みについて


パートやアルバイト、派遣(はけん)契約(けいやく)社員(しゃいん)など、さまざまな(はたら)(かた)(ひと)(おな)じです。会社(かいしゃ)は、(はたら)(ひと)みんながコロナウイルスに感染(かんせん)する(うつる)ことがないように、(かんが)えなければなりません。

みんなで一緒に言いましょう

(イラスト・逸見恒沙子)
(イラスト・逸見恒沙子)
もし、あなたの会社(かいしゃ)(いえ)での仕事(しごと)(みと)めていないときは、どうしたらいいでしょうか。大事(だいじ)なことは、あなたが会社(かいしゃ)に、「(いえ)仕事(しごと)をさせてください」と()うことです。

一人(ひとり)だけで会社(かいしゃ)にお(ねが)いするのが(こわ)(ひと)は、(ほか)仲間(なかま)一緒(いっしょ)()うのがいいです。その(とき)は、地域(ちいき)にある労働(ろうどう)組合(くみあい)相談(そうだん)するのがよいです。 労働(ろうどう)組合(くみあい)とは、(はたら)(ひと)(あつ)まって、(はたら)(ひと)環境(かんきょう)をよくするための団体(だんたい)です。会社(かいしゃ)は、労働(ろうどう)組合(くみあい)との(はな)()いをせずに(ことわ)ることはできません。それは違法(いほう)になります(労働(ろうどう)組合法(くみあいほう))。

日本(にほん)以外(いがい)(くに)では、「コロナウイルスが(こわ)い。会社(かいしゃ)()くのは(あぶ)ない」と()って、(はたら)(ひと)がストライキ((はたら)(ひと)(ねが)いをかなえるまで、みんなで仕事(しごと)をしないようにすること)をしています。(たと)えば、ニューヨークのアマゾンの倉庫(そうこ)(はたら)(ひと)たちや、自動車(じどうしゃ)会社(がいしゃ)メルセデスベンツのスペインにある工場(こうじょう)(はたら)(ひと)が、ストライキをしました。

日本(にほん)でも、茨城県(いばらきけん)高校生(こうこうせい)が「学校(がっこう)感染(かんせん)(ウイルスにうつる)が()えるかもしれないので、(やす)みにしてください」と()って、ストライキ(生徒(せいと)学校(がっこう)()かない)をしました。そして、学校(がっこう)(やす)みになりました。 あなたの健康(けんこう)(まも)るために、行動(こうどう)することが大事(だいじ)です。

約束をやぶってはいけません

(イラスト・逸見恒沙子)
(イラスト・逸見恒沙子)
いつもは時給(じきゅう)3000(えん)なのに、オンラインで仕事(しごと)をしたら時給(じきゅう)半分(はんぶん)の1500(えん)()らします、と会社(かいしゃ)()ったら、どうすればいいでしょうか。

給料(きゅうりょう)は、(はたら)(ひと)会社(かいしゃ)約束(やくそく)契約(けいやく))で()まります。どちらかが、(なに)()わず約束(やくそく)をやぶることはできません。約束(やくそく)()えるときは、会社(かいしゃ)(はたら)(ひと)合意(ごうい)する((おな)(かんが)えだと確認(かくにん)する)ことが必要(ひつよう)です。
だからもし、「いつもと(ちが)仕事(しごと)だから」と()って、会社(かいしゃ)会社(かいしゃ)都合(つごう)給料(きゅうりょう)()げたら、最初(さいしょ)にした約束(やくそく)会社(かいしゃ)がやぶったことなります(契約(けいやく)違反(いはん))。それはできません。

あなたは会社(かいしゃ)に「オンライン授業(じゅぎょう)にします。でも、給料(きゅうりょう)()るのには、合意(ごうい)できません」と()ってください。 もし、それでも会社(かいしゃ)が「オンラインだと、給料(きゅうりょう)半分(はんぶん)です。(いや)なら、会社(かいしゃ)()てください」と()ったら、POSSEに相談(そうだん)してください。あなたのために、(わたし)たちも(かんが)えます。

「健康」か「生活」かの究極の選択を強いられる労働者

3月上旬から4月12日までの約1ヶ月半で、POSSEには外国人の方から147件の相談が寄せられました。国籍や業種も様々で、日本全国で多くの外国人労働者が働く環境に疑問や不安を持っていることがわかります。
 

 

相談内容別の相談件数(※複数回答可)
 

休業により無給 76
生活苦 45
制度に関する問い合わせ 40
出勤したくない 17
解雇/雇い止め 16
在留資格に関する問い合わせ 10
退職勧奨 8

※相談の詳しい内容はこちらの記事もご覧ください
コロナ禍で「使い捨て」の外国人 雇用保険も副業も、生活保護もダメ

 

寄せられた相談のほとんどは、「会社が休みになり、給料が支給されない」というものです。語学学校や宿泊施設、飲食店、スーパー、ドラッグストアなどで働く外国人のシフトがカットされ、生活ができない状況に追いやられています。普段は手取り30万円の人が、3月には3万円に、4月には0円になるというケースも珍しくありません。

一方で、まだ仕事をしている人からは、今回のように在宅勤務(テレワーク)をしたいけれども、会社が認めてくれないという相談が寄せられています。日本では電車通勤が一般的ですので、「電車に乗りたくない」という声も届いています。

国もテレワークや時差出勤を推奨していますが、一部を除いて、まだまだ導入が進んでいないのが現状です。そのため、「自分の健康を守るために休みたいが、休んだら給料が出ないので仕方なく出勤するしかない」という人がほとんどです。 コロナウイルスに感染するリスクを負ってまで働き続けなければいけない、というのは本末転倒です。なかには、自宅でできる作業であるにも関わらず、出勤を命じる会社もあります。

「仕事だから仕方がない」という考えがこれまで日本では一般的だったかもしれません。しかし、世界中で行われているストライキを見てみると、働く環境や条件は、必ずしも会社が一方的に決めている/決めて良いものではないことがわかります。いまの日本でそういった日本の働き方に疑問を持ち、行動することで、私たちの働く環境や学ぶ環境を変えるきっかけになればいいと思っています。
 

withnewsでは、日本語に慣れていない人でもわかりやすい「やさしい日本語」に取り組んでいます。

社会が混乱したときに、日本で働く誰もが困らないための知識を、NPO法人「POSSE」の岩橋誠さんと、やさしい日本語で発信することにしました。毎週金曜日に配信します。

【NPO法人 POSSE(ポッセ)】
2006年に、大学生や若手社会人が中心となって立ち上げた労働相談・労働教育のNPO。「ブラック企業」や「ブラックアルバイト」など、若者の働くことや生活・奨学金の相談を年間1500件以上受けている。2019年4月に、英語・日本語で対応する「外国人労働サポートセンター」を設置。

POSSEでは学生・社会人ボランティアを募集しています。労働相談の対応から通訳・翻訳など、いろいろな形で外国人労働者の権利を守るための取り組みに関わることができます。 supportcenter@npoposse.jpにご連絡ください。

【機械翻訳用】ふりがな なし

◆「テレワーク」だと減給 「仕事は会社で」外国人が不安になる日本の働き方  
 こんにちは。NPO法人POSSEの岩橋誠です。今日は、新型コロナウイルス(coronavirus,Covid-19)に感染(うつる)のが心配なので、仕事に行きたくない、家で仕事をしたい人の相談です。

悩み(1) 【マレーシア人、女性】
〈私は翻訳の仕事をしています。いつもは会社のオフィスで仕事をします。でも、パソコンを使うので、家でもできる仕事です。会社では5人が、一つの部屋で仕事をしています。窓はありません。家から会社まで、1時間電車にのります。私は、電車や、会社でコロナウイルスに感染する(うつる)のが心配で、、「家で仕事をしたいです」と会社に言いました。でも、会社は、私に「ダメです。会社で仕事をしてください。休むと給料は払いません」と言いました。私はどうしたらいいですか。〉

悩み(2)【アメリカ人、男性】
〈私は英語の先生をしています。学校には電車で行きます。学校では、生徒と2人になって、英語を教えます。教えるための部屋はとても狭いです。窓はありません。マスクをつけていない生徒もいます。1日に4人の生徒を教えています。私にはもともと病気があるので、コロナウイルスに感染する(うつる)のが心配です。私は会社に「オンライン授業にしてください」と言いました。でも、会社は「オンライン授業だと、給料は半分にします」と言いました。本当はオンライン授業にしたいです。でも、給料が半分になると、家賃を払うことができません。いま、妻と一緒に住んでいます。妻も英語の先生で、生徒が来なくなり、仕事がなくなりました。私はどうしたらいいですか。〉

■会社は働く人の健康を守らなければなりません
いま、日本では、コロナウイルスに感染した(うつった)人がとても増えています。だから、東京都や大阪府などでは、「緊急事態宣言」が出て、「学校や会社を休みにしたり、働く人を減らしたりしてください」とお願いしています。でも、緊急事態宣言が出ているところも、出ていないところも、不安な中で、働いている人がたくさんいると思います。もともと病気がある人は、コロナウイルスによる肺炎がひどくなることもあります。 政府は、たくさんの人が集まる場所、窓がない場所(空気の流れが悪い場所)、人と人が近くで話す場所では、感染する(ウイルスにうつる)危険があるので、行かないでください、と言います。でも、会社のオフィスや学校の教室には、空気の流れが悪くて、人が集まり、人と人が近くで話す場所が多いです。
大切なのは、すべての会社は、働く人の健康を守らなければいけないと決められています。これは、安全配慮義務と言います(例えば、労働契約法5条)。会社は、働く人が怪我をしたり病気になったりしないように、気を付けなければいけません。例えば、高い場所で仕事をする人には、落ちないように「命綱」をつけることが必要です。 国や東京都は、窓がないところや人がたくさん集まるところで、コロナウイルスに感染する(うつる)かもしれない、と言っています。国は、会社に対して、働く人が家で仕事をすること(在宅勤務=テレワーク)も認めてください、とお願いしています。
パートやアルバイト、派遣、契約社員など、さまざまな働き方の人も同じです。会社は、働く人みんながコロナウイルスに感染する(うつる)ことがないように、考えなければなりません。

■「家で仕事させてください」と会社に言います
もし、あなたの会社が家での仕事を認めていないときは、どうしたらいいでしょうか。大事なことは、あなたが会社に、「家で仕事をさせてください」と言うことです。 一人だけで会社にお願いするのが怖い人は、他の仲間と一緒に言うのがいいです。その時は、地域にある労働組合に相談するのがよいです。 労働組合とは、働く人が集まって、働く人の環境をよくするための団体です。会社は、労働組合との話し合いをせずに断ることはできません。それは違法になります(労働組合法)。 日本以外の国では、「コロナウイルスが怖い。会社に行くのは危ない」と言って、働く人がストライキ(働く人の願いをかなえるまで、みんなで仕事をしないようにすること)をしています。例えば、ニューヨークのアマゾンの倉庫で働く人たちや、自動車会社メルセデスベンツのスペインにある工場で働く人が、ストライキをしました。 日本でも、茨城県の高校生が「学校で感染(ウイルスにうつる)が増えるかもしれないので、休みにしてください」と言って、ストライキ(生徒が学校に行かない)をしました。そして、学校は休みになりました。 あなたの健康を守るために、行動することが大事です。

■「オンラインだと、給料を減らします」は違法です
いつもは時給3000円なのに、オンラインで仕事をしたら時給を半分の1500円に減らします、と会社が言ったら、どうすればいいでしょうか。 給料は、働く人と会社の約束(契約)で決まります。どちらかが、何も言わず約束をやぶることはできません。約束を変えるときは、会社と働く人が合意する(同じ考えだと確認する)ことが必要です。 だからもし、「いつもと違う仕事だから」と言って、会社が会社の都合で給料を下げたら、最初にした約束を会社がやぶったことなります(契約違反)。それはできません。 あなたは会社に「オンライン授業にします。でも、給料が減るのには、合意できません」と言ってください。 もし、それでも会社が「オンラインだと、給料は半分です。嫌なら、会社に来てください」と言ったら、POSSEに相談してください。あなたのために、私たちも考えます。

■「健康」か「生活」かの究極の選択を強いられる労働者
3月上旬から4月12日までの約1ヶ月半で、POSSEには外国人の方から147件の相談が寄せられました。国籍や業種も様々で、日本全国で多くの外国人労働者が働く環境に疑問や不安を持っていることがわかります。

相談内容別の相談件数 (※複数回答可)
休業により無給 76
生活苦 45
制度に関する問い合わせ 40
出勤したくない 17
解雇/雇い止め 16
在留資格に関する問い合わせ 10
退職勧奨 8

寄せられた相談のほとんどは、「会社が休みになり、給料が支給されない」というものです。語学学校や宿泊施設、飲食店、スーパー、ドラッグストアなどで働く外国人のシフトがカットされ、生活ができない状況に追いやられています。普段は手取り30万円の人が、3月には3万円に、4月には0円になるというケースも珍しくありません。 一方で、まだ仕事をしている人からは、今回のように在宅勤務(テレワーク)をしたいけれども、会社が認めてくれないという相談が寄せられています。日本では電車通勤が一般的ですので、「電車に乗りたくない」という声も届いています。 国もテレワークや時差出勤を推奨していますが、一部を除いて、まだまだ導入が進んでいないのが現状です。そのため、「自分の健康を守るために休みたいが、休んだら給料が出ないので仕方なく出勤するしかない」という人がほとんどです。 コロナウイルスに感染するリスクを負ってまで働き続けなければいけない、というのは本末転倒です。なかには、自宅でできる作業であるにも関わらず、出勤を命じる会社もあります。「仕事だから仕方がない」という考えがこれまで日本では一般的だったかもしれません。しかし、世界中で行われているストライキを見てみると、働く環境や条件は、必ずしも会社が一方的に決めている/決めて良いものではないことがわかります。いまの日本でそういった日本の働き方に疑問を持ち、行動することで、私たちの働く環境や学ぶ環境を変えるきっかけになればいいと思っています。

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