ネットの話題
64208
滝沢カレンさん著書に挟んだ「心遣い」、書店員「勤務中泣きそうに」
「あ、見つかりました」から始まる、隠されたメッセージ

「あ、見つかりました」

この度は本屋さんで働くあなた様のおかげで私の本が
たくさんの愛ある皆様へ飛び立つことができました。
一人前の本にしてくれてありがとうございます。
そして居心地の良さをありがとうございます。」

あたたかいメッセージに対し、あさがおさんは滝沢カレンさんに宛ててツイートで感謝を伝えています。
素敵なメッセージ、ありがとうございます。いつ要請がきて店が閉まるか分からない不安や鳴り止まない電話。日々増えていくお客様。疲弊していくばかりの現状で、このメッセージに店員皆とても励まされました。
貴方様の本が沢山の方に読まれますように。
とある書店員より
このツイートには「このツイートを見て購入決めました」「いい話だ」というリプライが寄せられ、1.2万回以上リツイートされ、3.7万件以上のいいねが集まっています。
滝沢カレン様
— あさがお (@asagao8110) April 11, 2020
素敵なメッセージ、ありがとうございます。いつ要請がきて店が閉まるか分からない不安や鳴り止まない電話。日々増えていくお客様。疲弊いていくばかりの現状で、このメッセージに店員皆とても励まされました。
貴方様の本が沢山の方に読まれますように。
とある書店員より pic.twitter.com/FY8ssUnxu2
書店員ピンポイントに向けられたメッセージ
投稿したあさがおさんは、メッセージつきのスリップを発見したのは初めてだったそうで、当初「店員の誰かがメモでも書いたのかな?」と思ったといいます。しかし、滝沢カレンさんからのメッセージだと気付き、「『粋なことをするなぁ!』と純粋に感心しました」と振り返ります。

「『本屋さんで働くあなた様のおかげで』とピンポイントに私たち書店員に向けて書かれていたこと、『居心地の良さをありがとうございます』と滝沢カレンさん自身の『本屋』についての感想を頂けたことが心に響きました」
投稿が多くの方に拡散されたことについて「大変驚いている」としながらも、「ただ、滝沢カレンさんの優しさでこのように注目されたのだと切に思っております」と、感謝の気持ちをコメントしています。
メッセージ内容は「カレンさんにお任せ」
「出版社でつくった本を、読者に届ける最後のステップを担ってくださっているのは書店員の方です。そんな書店員のみなさまに思いを伝えるために、書店を回られる著者の方もいらっしゃいますが、全国の書店を回るわけにはいきません。また、お仕事中に少しでもほっこりしてもらえたらという思いから、書店員の方が手に取るであろうスリップにメッセージを入れるようにしました」
同社では、こういった取り組みに賛同された著者にメッセージを書いてもらっているといいます。書店員のあさがおさんが投稿しているのを見て、「願いの通りに届いていることがわかり、他の社員も驚いています」。
あさがおさんのツイートには、同社の市川聡取締役営業部長が「このような状況の中、店頭で頑張ってくださる書店員の皆様には感謝してもしきれません。担当より滝沢カレンさんにもお伝えさせていただきます。本当にありがとうございます」とリプライを送っています。

滝沢カレンさんのメッセージについて、「内容はカレンさんにお任せでお願いしました」という大川さん。
「カレンさんのワードセンスはもちろんのこと、書店員さんが本を『一人前』にしてくれるという発想も素晴らしいなと思いました。彼女のメッセージの力を感じています」
緊急事態宣言が出された4月7日に発売された「カレンの台所」。大川さんは「情勢からもすごく不安はあったのですが、みなさんに話題にしていただけて、本当にありがたいです」と話しています。