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「惑星ベジータから花見…」ジョージア臨時代理大使のツイートが話題
「一人用のポッド」……!
毎年さまざまな企業や著名人がしのぎを削る「エイプリルフール」。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、毎年恒例のこのイベントにも自粛ムードが広がるかと思いきや、今年も趣向を凝らした投稿が観た人の心を和ませています。
そんな中でも、2.6万回以上リツイートされ、8.3万件以上の「いいね」が集まっているレジャバ臨時代理大使のツイートがこちら。
本日、在日ジョージア大使館の近くの桜坂でこのような物体が発見されました。角度的に惑星ベジータから地球に到着したものだと思われます。専門家の意見では花見のための訪問とのことですが、詳細は確認中です。 pic.twitter.com/owRpk4z4eb
— ティムラズ・レジャバ駐日ジョージア臨時代理大使 (@TeimurazLezhava) April 1, 2020
写っているのは自撮りと思われるレジャバ臨時代理大使。驚くべきことに背後には、ドラゴンボールで「一人用のポッド」と呼ばれる丸型宇宙船が地面に衝突しています。
レジャバ臨時代理大使は、前日の3月31日にはTwitterでエイプリルフールに関して「今年は自粛の予定」と表明していました。
実はそれが壮大な「前フリ」となっていたとは……。投稿された画像の完成度の高さに、「ネタの内容よりも加工のクオリティーにビビる」という驚きや作中のセリフになぞらえて「一人用のポッドでかぁ?」というリプライ、「逃げて!」とレジャバ臨時代理大使を心配するコメントまで集まっています。
レジャバ臨時代理大使の父、アレキサンダー・レジャバさんは1991年に広島大学に留学し、茨城県つくば市の理化学研究所で遺伝子解析を手がけていました。このため、レジャバ臨時代理大使は少年時代をつくば市で過ごしました。
今夜は大使館のメンバーで松屋でシュクメルリ御膳を頂きます🇬🇪 pic.twitter.com/j1pFqoAflg
— ティムラズ・レジャバ駐日ジョージア臨時代理大使 (@TeimurazLezhava) December 11, 2019
大相撲力士・栃ノ心の出身国でも知られるジョージアは、黒海とカスピ海に挟まれた南コーカサスと呼ばれるエリアに位置する、人口約390万人の国。クレオパトラも愛したという、8千年の歴史を持つワインの国でもあります。2015年4月までは「グルジア」の呼称が使われていました。
在留邦人数が45人(2017年10月現在)で、在日当該国人数は79人(2018年12月:法務省)。日本で暮らす人にとってあまりなじみの深い国ではないかもしれませんが、1年のビザなし滞在が可能な点や物価の安さから、近年ではフリーランスで働く人を中心に、移住先として注目が高まってきました。
新型コロナウイルスの影響で、世界と直接関わり合うことが難しい状況が続いています。レジャバ臨時代理大使のツイートは、SNSを通して世界を身近に感じるきっかけをつくってくれました。
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