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ケンタッキーが毎年きちんと供養 神社で行う「チキン感謝祭」とは?
ケンタッキーの恒例行事「チキン感謝祭」とは?
日本ケンタッキー・フライド・チキン(横浜市)が毎年実施している「チキン感謝祭」。消費者向けのキャンペーンの名称のようですが、そうではありません。フライドチキンの原材料である鶏への感謝と供養のためのイベントです。
年間のチキン使用量が約2200万羽(約2億ピース)にのぼる日本ケンタッキー・フライド・チキン。
そんな会社が1974年から実施しているのが「チキン感謝祭」です。毎年、関東は東伏見稲荷神社、関西は住吉大社で開催されています。
実施の理由について、広報部の担当者はこう話します。
「KFCでは、おいしく安全で健康的なチキンをお客様にご提供するために、たくさんの関係者が日々情熱をもって取り組んでいます。その関係者とともに、鶏への感謝と供養を目的に執り行っています」
昨年のクリスマスイブにはツイッターでチキン感謝祭のことが紹介されて、「知らなかった」「キチンとそういうのやってるんだ」といったコメントが寄せられ、注目を集めました。
感謝祭には、社長をはじめ、関係企業の代表者が出席。おいしく安全で健康的なチキンを提供できるように祈願しながら、玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行うそうです。
2009年に住吉大社で開催された際には、大阪・ミナミの道頓堀川から24年ぶりに引き揚げられたカーネル・サンダース人形も参加。保存作業を終えた姿が公開されました。
チキン感謝祭が注目を集めたことについて、担当者はこう話します。
「過去にこのような活動をしている、ということを発信したことがありますが、今回は知らないところで話題になっていてびっくりしました。チキン専門店として、このような取り組みをしていることを知っていただく機会になり嬉しいです」
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