小山コータローの「妄想オフ会」

ストレス社会と言われる中で、それぞれがストレス発散方法を持っているのではないでしょうか。
「ひたすら映画を見る人」……
「ひたすら釣りをする人」……
「ひたすら食べる人」……
「ひたすら釣り人を食べる映画」……
様々だと思います。あとは、
「バッティングセンターに行く人」……
「猫カフェに行く人」……
「バッティングカフェに行く猫」……
「踊り狂う人」……
「カフェ狂いのバッティング猫踊り」……
こんなところでしょうか。
そんな中で、やはり心の切り替えというのが大事になってくるんじゃないでしょうか。いわゆる「ON」状態と「OFF」状態です。
そんな「OFF」状態を楽しむ会、それが「オフ会」です。
この会では「仕事」「交友関係」「納税」などを中心に記憶から消して、自己を解放するわけです。それはもうヨダレなどを湯水のように垂れ流しながら一点を見つめて、ドライアイのパイオニアとして頑張ってください!ホント、応援してます!
すいません。終盤だけドライアイのファンになってしまいましたね。
しかし、オフ会は「誰でも歓迎!ハグ!ハグアンドキス!キスアンドトス!アタック!ヒェ〜ッ」
というわけではありません。「集まりつつも、コミュニケーションを取りすぎない」という難しさがあるのです。そもそもコミュニケーション取りたくないのになぜ集まるのか、という疑問に関しては「オバケが出たらひとりだと怖いから」の一点張りでした。
とにかく、互いに干渉しすぎずリラックスする。心地の良い距離感……そう、例えるなら、キャンプファイヤーを神妙な面持ちで見つめる消防士のような……それでいて、マキビシをものともしないハイヒールくのいちのような……なんか、すごい心の狭いホタテと、優しいおばあちゃんが作ったバターの……
ダメだちょっとごめんなさい、上手い例えが思い浮かばないので勇気を持ってやめます。ON状態なので、理性がしっかりしてて、いい決断ができました。
そう考えると、オフ会というのは極力やらない方がいいんじゃないでしょうか?
どうせやるなら僕はお誕生日会がいいなと思いました。
毎日お誕生日会だったらいいな!だって、ケーキが毎日食べられるから!
<こやま・こーたろー>
漫画家。「違和感」を作風とし、漫画家のSNS「コミチ」やTwitterで毎日4コマ漫画を発信中。前後関係を無視したセリフや、突拍子もない理不尽な展開が得意。Twitterアカウントは@MG_kotaro。
おまけ
締め切り前、小山コータローさんと担当編集(野口)とのやりとり
野口
小山コータロー
小山コータロー
小山コータロー
野口
※ちゃんと締め切り守ってくれました