ネットの話題
LAWSONじゃなくて「OWSON」? 長崎の店舗、ジョジョとコラボが話題
看板を間違ったわけでも、偽物でもないんです。

おなじみのコンビニ「ローソン(LAWSON)」によく似た「OWSON」が長崎市に登場し、ネット上で注目を集めています。「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦さんの原画展開催に合わせたコラボ企画です。実施の経緯を聞きました。

ローソン出島店
1月24日から3月29日までOWSONに衣替えしているのは、ローソン出島店(長崎市)です。
店名だけでなく、店舗の突き出し看板やラインサイン、セーフティライン、ロールカーテンもOWSON仕様になっています。
この店舗がツイッター上で紹介されると「なんやこれ」「Lはどこへ行った」といったコメントが寄せられ話題に。
看板を間違ったわけではなく、長崎県美術館で開催されている「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」に合わせて実施。ジョジョの作中で登場するコンビニ「OWSON」とローソンがコラボしているのです。

担当者に聞きました
「今回の長崎で4店舗目となります。最初に実施したのは仙台で、2012年7月に荒木飛呂彦先生の原画展が仙台で行われるタイミングに合わせました」
そう話すのは、ローソンのエリアマーケティング部・風張賢翔さんです。
集英社から快諾してもらってオープンさせたOWSON。作品のファンからの反響も大きく、その後も各地で行われる原画展のタイミングに合わせて実施しています。
店内ではオリジナルグッズとして、エコバッグやTシャツなどを販売。すでに売り切れの商品も出ていて、ローソン研究所のホームページで随時告知しているそうです。


今回の出島店も話題になったことについて、風張さんはこう話します。
「作中に出てくる店舗『OWSON』が実際に形になるというのが、ファンの皆さまにとってはたまらないようです。最初はJOJO聖地と言われる仙台で実施したのですが、ファンの方から「わかってるね~」と嬉しいお声をいただきました。毎回とても話題となり、改めて作品のパワーに驚いています」
引き続き盛り上げていきたい
2012年に最初のOWSONを企画したのが、マーケティング戦略本部の部長・白井明子さん。
フォロワーが470万を超えているローソン(@akiko_lawson)のツイッターアカウントのキャラクター「あきこ」の生みの親です。
初めて看板をOWSONに付け替えた際は、事前にコンプライアンス部門に話を通していたものの、そのことを知らなかった社内の人から怒られたそうです。
いろんなコラボ
かつて上司がスタジオジブリとローソンのコラボを手がけるのを間近で見ていた白井さん。
ジョジョだけでなく「リラックマ」や「エヴァンゲリオン」、「魔法少女まどか マギカ」などとのコラボを手がけ、今年1月には「鬼滅の刃」コラボも実施しました。
今回のOWSONも話題になったことについては「『アニメといえばローソン』と思っていただける方も増えているので、引き続き盛り上げていきたいです」と話していました。
おまけ
ちなみにLAWSONという名称は人名に由来していて、ホームページで以下のように紹介されています。
このお店は「ローソンさんの牛乳屋さん」として新鮮でおいしい牛乳が地域の評判を呼び、毎朝たくさんのお客様が牛乳を買いにやって来るようになりました。
その後J.J.ローソン氏はローソンミルク社を設立して日用品などの生活必需品も販売するようになり米国北東部を中心にチェーン展開を行いました。
コンビニエンスストア「ローソン」というチェーン名もアメリカンファームを連想させるミルク缶デザインも実はこの米国の牛乳屋「ローソン」が発端となっているのです。