ネットの話題
ぽんぽんぺいんで…明日は行けたら行くマンです! どう直せばいい?
ぽんぽんぺいんで、つらみが深いので、1日おふとんでスヤァしておきます。
ネットの話題
ぽんぽんぺいんで、つらみが深いので、1日おふとんでスヤァしておきます。
「ぽんぽんぺいんで、つらみが深いので、1日おふとんでスヤァしておきます」。この文章を、体調不良で出社できないときに上司へ送るメールとして正しく直してください――。そんな問題がツイッター上で注目を集めています。森永製菓が昨春に公開したデジタル雑誌「社会人一年生」について取材しました。
昨春に森永製菓のホームページ上で公開された「社会人一年生」。
小学館の児童学習雑誌「小学一年生」と「inゼリー」のコラボ企画で、新社会人の門出をお祝いし、役立つ情報を提供しようと企画されたものです。
「ぜんもんせいかい できるかな? 社会人あるあるクイズ」「上司とカラオケ、なに歌う? 外さない! カラオケランキング」など、社会人生活に必要な知識を楽しく学べるような内容です。
ツイッターで話題になっているのは「社会のことを楽しくべんきょう! スーパー しんじん ドリル」の項目です。
「正しい日本語を使おう!」という目当てで、次のメールを正しい文章に直すよう求めています。
「部長っちへ ういっすー! 朝から、完全にぽんぽんぺいんで、つらみが深いので、1日おふとんでスヤァしておきます。明日は行けたら行くマンです!」
模範解答は以下の通りです。
「○○部長 おはようございます。△△です。明け方から腹痛が治まらないため、本日は病院に寄ってから出社させてください。なお出社は××時頃の予定です。病院を出たらもう一度ご連絡いたします。ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございません」
今月に入ってツイッターでこの問題が紹介されると、「これは天才ですね」「間違いが見つからない」といったコメントが寄せられ、話題になっています。
森永製菓によると、企画のきっかけは「社会人一年生おめでとう!という心からの祝福を送りたい」との思いから。
小中高や大学の一年生はお祝いされるのに、なぜか社会人一年生は「社会は甘くないぞ」「いつまでも学生気分でいるんじゃない」といった具合で手放しでお祝いされていないと感じていたそうです。
とにかく「小学一年生」らしい、明るくお祝い感のある雰囲気や空気感を大切に制作。
面白いながらも実は社会人生活で役に立つ、というバランスを意識しながら、文字間やルビの振り方など細部までこだわったそうです。
厳しい上司にはまず送れないであろう、友達とのSNSやチャットでの軽いやり取りのような、全力でゆるい文章をテーマに考えたという「ぽんぽんぺいん」のメール。
1年近く経ってからも話題になったことについて、健康マーケティング部の針ヶ谷仁さんはこう話します。
「こんなにも長く親しんでもらえるものになって嬉しく思います。実際の部長っちにこのメールを送ったら部内に衝撃が走っちゃうかと思いますが、これくらい肩ひじ張らず社会人一年目を楽しんでもらえたら何よりです。ぽんぽんぺいんの彼も、今頃は立派な社会人2年生に成長したと思います。そして、ぽんぽんぺいんなどで元気がないときにはinゼリーがおすすめです」
1/25枚