ネットの話題
トミカ歴代1000種を陳列! 「6時間かけ3人で。途中で何度か崩落も」
トミカの歴代1000種以上がズラリ
今年で発売50周年を迎える「トミカ」。販売元のタカラトミーが今月15日にイベントを開き、歴代1000種以上を展示しました。3人で6時間かけて階段に並べ、途中で何度か崩れたといいます。担当者に話を聞きました。
海外製の外国車ミニカーが人気だった1970年8月、「日本の子どもたちに国産車のミニカーで遊んでもらいたい」という思いで発売されたトミカ。
2020年1月までに売り出されたのは1050種以上。累計販売台数は6億7000万台を超えていて、2秒に1台ほどのペースで売れた計算になるそうです。
今月15日には、トミカ50周年記念事業の発表イベントを開催。会場入り口の階段に歴代車種がずらりと並べられていました。
いくつか展示できなかった車種もあったそうですが、階段に1000種以上を陳列。3人で6時間ほどかけて並べたそうです。
その様子をスタッフが固定カメラで撮影。階段の下から上に向けて並べていく様子が、早送りで30秒にまとめられています。
「車種の重複を防ぐため、1車種ずつチェックしながら置くのが大変でした。場所が階段なので、1つが転げ落ちるとドミノのように崩れてしまい、何度か一部崩落しました」とタカラトミーの広報担当者。
一番下の段に初代の6種、一番上の段にはロングタイプのトミカを配置。
それ以外は、現行車種をなるべく手前に、古めの車種を上に並べて、詳しい人や好きな人に探してもらえるよう意識したそうです。
展示されていた中のレアな車種について尋ねると、以下の3種が挙がりました。
(1)日野はしご付消防車
1972年発売の初代。この車種は歴代販売台数ランキング1位
(2)トミカ外国車シリーズ No.F1 ヴィネバゴ・モーターホーム
1976年に発売した「外国車シリーズ」の第1号商品
(3)童夢-零
1979年発売。スーパーカーブームの中で発表された日本の車
1000種以上を見渡すことで、懐かしいものがあったり、自分が子どもの時の思い出の1台があったり、ラインナップの傾向が見えてきたり。
トミカのこれまでの歴史や、思い出に触れてもらえればと一挙展示を企画したそうです。
これからのトミカについて、担当者はこう話します。
「品質、安全性、バリエーションの豊富さなど、大事なところは守りつつ、より時代に合わせて進化させながら、お子様だけなく大人や、トミカに関わりのなかったより多くのユーザーに知ってもらいたいです」
1/37枚