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#13 #やさしい日本語

日本(にほん)のお城(しろ)がホテルになります【やさしい日本語】

日本(にほん)のいろいろなお城(しろ)で、泊(と)まることが できるように なります。泊(と)まりたいですか?

愛媛県の大洲城(お城)で泊まる人は……=2019年11月8日、愛媛県大洲市、照井琢見撮影
愛媛県の大洲城(お城)で泊まる人は……=2019年11月8日、愛媛県大洲市、照井琢見撮影 出典: 朝日新聞

この「やさしい日本語(にほんご)ニュース」は、日本語(にほんご)にまだ()れていない(ひと)のために、()かりやすい日本語(にほんご)()いたニュースです。
(した)に「ふりがな」を()した(ぶん)があります。
(もと)記事(きじ)こちらです。  


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日本(にほん)にあるいくつかのお(しろ)で、ホテルのように()まることができるようになります。このことを(しろ)(はく)(しろはく)と()います。

外国(がいこく)からの観光客(かんこうきゃく)がもっと()えるには、どうしたらいいかを政府(せいふ)(かんが)えました。

そして「(しろ)(はく)(しろはく)」を、計画(けいかく)(ひと)つにしました。

(しろ)()まるとは、どういうことでしょうか。

今年(ことし)(はる)から、愛媛県(えひめけん)大洲市(おおずし)にある大洲城(おおずじょう)(お(しろ))で、()まることができるようになります。
(しろ)()まるお(きゃく)さんは、(しろ)(うま)()って(しろ)(はい)ります。

(しろ)鉄砲隊(てっぽうたい)が、鉄砲(てっぽう)(おと)()らして(祝砲(しゅくほう))、お(きゃく)さんを(むか)えます。

まるで城主(じょうしゅ)(しろ)一番(いちばん)えらい(ひと))になったような気持(きも)ちになることができます。

(しろ)では伝統(でんとう)の「神楽(かぐら)」という(うた)(おど)りを()ます。夕食(ゆうしょく)は、高欄(こうらん)(やぐら)(なか)()べます。

この建物(たてもの)大切(たいせつ)(ふる)建物(たてもの)で、「重要(じゅうよう)文化財(ぶんかざい)」です。

夕食(ゆうしょく)では、愛媛県(えひめけん)(たか)(うし)黒毛(くろげ)和牛(わぎゅう))「伊予(いよ)(ぎゅう)」や、お(しろ)がある大洲(おおず)(こめ)などを()べます。 夕食(ゆうしょく)(あと)(しろ)中心(ちゅうしん)にある(おお)きな「天守(てんしゅ)」の(なか)()ます。

(くみ)が1(ぱく)するのに、100(まん)(えん)以上(いじょう)かかりそうです。
鉄砲隊が「祝砲」を撃って、迎えます=2019年11月8日、愛媛県大洲市、照井琢見撮影
鉄砲隊が「祝砲」を撃って、迎えます=2019年11月8日、愛媛県大洲市、照井琢見撮影 出典: 朝日新聞
大洲城(おおずじょう)本当(ほんとう)の「天守(てんしゅ)」は、慶長(けいちょう)という時代(じだい)(1596~1614(ねん))に()てられました。

でも、明治時代(めいじじだい)(こわ)されました。

そこで、(むかし)写真(しゃしん)江戸時代(えどじだい)史料(しりょう)()て、2004(ねん)(むかし)(おな)じようなお(しろ)()てました。(むかし)(おな)じような方法(ほうほう)で、()(つく)りました。

だから大洲市(おおずし)(ひと)たちはお(しろ)を「そのままの姿(すがた)(のこ)す」ことが大切(たいせつ)だと(かんが)えています。

そのため、お(しろ)をホテルのように()まことができるように(つく)(なお)しません。
(しろ)()まる(ひと)たちが()る「天守(てんしゅ)」にはトイレがありません。でもトイレは(つく)りません。トイレは天守(てんしゅ)(よこ)(おお)きな(くるま)(トイレカー)の(なか)にあります。
天守(てんしゅ)」にはエアコンもありません。でもエアコンはつけません。だから、(すず)しい(はる)(あき)だけ、お(しろ)()まることができます。1(ねん)(かん)に30日間(にちかん)ぐらいしか()まることができません。
天守(てんしゅ)の横(よこ)に置いたトイレカー=2019年11月8日、愛媛県大洲市、照井琢見撮影
天守(てんしゅ)の横(よこ)に置いたトイレカー=2019年11月8日、愛媛県大洲市、照井琢見撮影 出典: 朝日新聞
それでもお(しろ)(ひと)()まるようになって、「歴史(れきし)のある(しろ)価値(かち)()がらないか」と心配(しんぱい)する(ひと)もいます。

でも大洲市(おおずし)は「()まれる()どもの(かず)()っていて、将来(しょうらい)大洲市(おおずし)()らす(ひと)(いま)より()るかもしれません。そうすると、(しろ)(ふる)(いえ)(まも)るために、()使(つか)えるお(かね)()ります。だから、ずっと(しろ)(ふる)(いえ)(のこ)すことができるように、(いま)からお(しろ)にお(きゃく)さんを()んでお(かね)(あつ)めることが大切(たいせつ)です」と説明(せつめい)しています。

外国人(がいこくじん)のみなさんは、日本(にほん)のお(しろ)()まってみたいですか? (わたし)たちはみなさんの意見(いけん)()きたいです。

この「やさしい日本語(にほんご)ニュース」を(おし)えてくれた(ひと)は、庵功雄(いおりいさお)先生(せんせい)一橋大学(ひとつばしだいがく))です。

 


日本(にほん)大事(だいじ)なニュース、おもしろいニュースを、わかりやすい「やさしい日本語(にほんご)」にします。
だいたい土曜日(どようび)に、(あたら)しいニュースが()めます。

あなたはの意見(いけん)はここから↓↓↓ツイート(Tweet)して、(おし)えてください。


 

 

【機械翻訳用】ふりがな なし

日本にあるいくつかの城で、ホテルのように泊まることができるようになります。このことを城泊(しろはく)と言います。外国からの観光客がもっと増えるには、どうしたらいいかを政府が考えました。そして「城泊(しろはく)」を、計画の一つにしました。

城に泊まるとは、どういうことでしょうか。 今年の春から、愛媛県大洲市にある大洲城(お城)で、泊まることができるようになります。
城に泊まるお客さんは、白い馬に乗って城に入ります。城の鉄砲隊が、鉄砲で音を鳴らして(祝砲)、お客さんを迎えます。まるで城主(城で一番えらい人)になったような気持ちになることができます。

城では伝統の「神楽」という歌や踊りを見ます。夕食は、高欄櫓の中で食べます。この建物は大切な古い建物で、「重要文化財」です。夕食では、愛媛県の高い牛(黒毛和牛)「伊予牛」や、お城がある大洲の米などを食べます。 夕食の後は城の中心にある大きな「天守」の中で寝ます。 1組が1泊するのに、100万円以上かかりそうです。

大洲城の本当の「天守」は、慶長という時代(1596~1614年)に建てられました。でも、明治時代に壊されました。そこで、昔の写真や江戸時代の史料を見て、2004年に昔と同じようなお城を建てました。昔と同じような方法で、木で作りました。 だから大洲市の人たちはお城を「そのままの姿で残す」ことが大切だと考えています。

そのため、お城をホテルのように泊まことができるように作り直しません。 お城に泊まる人たちが寝る「天守」にはトイレがありません。でもトイレは作りません。トイレは天守の横の大きな車(トイレカー)の中にあります。
「天守」にはエアコンもありません。でもエアコンはつけません。だから、涼しい春と秋だけ、お城に泊まることができます。1年間に30日間ぐらいしか泊まることができません。

それでもお城に人が泊まるようになって、「歴史のある城の価値が下がらないか」と心配する人もいます。 でも大洲市は「生まれる子どもの数が減っていて、将来、大洲市で暮らす人が今より減るかもしれません。そうすると、城や古い家を守るために、市が使えるお金も減ります。だから、ずっと城や古い家を残すことができるように、今からお城にお客さんを呼んでお金を集めることが大切です」と説明しています。

外国人のみなさんは、日本の城に泊まってみたいですか? 私たちはみなさんの意見を聴きたいです。
 

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