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落ち葉に埋もれるタヌキ! 動物園の行動展示が話題、飼育員に聞いた

飼育施設内のプールを埋め尽くす落ち葉。その中からタヌキがひょっこり顔を出してます。

落ち葉の中からひょっこり顔を出すエゾタヌキ
落ち葉の中からひょっこり顔を出すエゾタヌキ 出典: おびひろ動物園のツイッター

目次

 飼育施設内のプールを埋め尽くす落ち葉。その中からタヌキがひょっこり顔を出してます――。そんなツイートが注目を集めている、おびひろ動物園(北海道帯広市)を取材しました。

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落ち葉の山からひょっこり


 今月1日、おびひろ動物園のツイッターアカウントが「埋もれタヌキ」というタイトルで投稿した2枚の画像。

 大量の落ち葉の山の中から、ひょっこりと顔を出しているのは、エゾタヌキの「あん」(メス、7才)です。

 このツイートに対して「めちゃくちゃ可愛い」「落ち葉が発酵してるから暖かいのかな?」といったコメントが寄せられ、リツイートは5千、いいねは1万2千を超えています。

 この投稿以外にも、来園者が埋もれタヌキの動画やイラストを投稿するなどして、盛り上がっています。

飼育員に聞きました


 「8月末に、水鳥がいた所にエゾタヌキが移ってきました。もともとあったプールの中に落ち葉を入れているんです」

 そう話すのは担当飼育員の中山大志さんです。

 見た目が可愛い取り組みですが、エゾタヌキの生態を知ってもらうための行動展示でもあります。

 「落ち葉の中に私たちがエサを隠すと、それを探す習性があります。単に寒いから潜っているというわけではないんです」

12月1日から冬季開園


 あんだけでなく、シロ(オス、11歳)も飼育されていますが、エゾタヌキは夜行性のため、日中は寝ていることが多いそうです。

 「寝ている姿が多いので動いている姿を知ってほしい、なかなかスポットライトが当たりにくい生物なので紹介したい、そんな思いで投稿しました。そうは言っても、やっぱり可愛いから見てほしい、というのが一番の理由ですね」

 12月1日からの冬季開園に向けて休園中のおびひろ動物園。その時期に落ち葉のプールがあるかどうかは、気候や落ち葉の状況によるそうです。

12月1日から冬季開園です
12月1日から冬季開園です 出典: おびひろ動物園提供


 投稿が話題になったことについて、中山さんはこう話します。

 「冬場のエゾタヌキは換毛を経てフワフワで魅力的です。ぜひ冬もおびひろ動物園へお越しください」

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