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飼育員の手をギュッ、握って離さない! アザラシの動画が可愛すぎる

おなかを見せて寝っ転がるアザラシ。両前脚の間に飼育員が手を置くと、ギュッとつかんで離してくれない――。

飼育員の手をつかんで離さないアグ
飼育員の手をつかんで離さないアグ 出典: アザラシシーパラダイスのツイッター

目次

 おなかを見せて寝っ転がるアザラシ。両前脚の間に飼育員が手を置くと、ギュッとつかんで離してくれない――。そんな様子を映した動画が、ツイッター上で注目を集めています。撮影した飼育員に話を聞きました。

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ゴマフアザラシのアグ


 北海道紋別市にある「アザラシシーパラダイス」。ゴマフアザラシのアグ(オス、31才)と日和(メス、5才)の2頭が暮らしています。

 紋別には流氷だけでなく、北の海から野生のアザラシもやってきます。漁網に引っかかって衰弱したり、親とはぐれたりしたアザラシを保護するため1987年に作られた施設が母体になっていて、アグも日和も保護された個体です。


 そんな施設のツイッターアカウントが先月25日、「手がほんとに抜けなくて困る飼育員に得意気なアグ(笑) やっと抜けたっっ……と思ったらまたホールド(笑)」という文章とともに動画を投稿しました。

 映っているのはアグと飼育員。寝っ転がっているアグが、前脚で飼育員の手を握って離さない様子が収められています。

 押しても引いても離してくれないアグ。途中でパッと離しますが、隙を見てまた前脚で挟んだ場面で動画は終わります。

いったん手を離してくれましたが……
いったん手を離してくれましたが…… 出典: アザラシシーパラダイスのツイッター

飼育員に聞きました


 「とっても癒されました」「きっと飼育員さんが大好きで困った顔見るのも好きなんだと思う」といったコメントが寄せられ、リツイートは3千、いいねは1万6千を超えているこのツイート。

 この動画を撮影したのは、飼育主任の大場亜矢子さんです。

 「毎日、何げない風景を撮影して投稿しています。今回もその一環です」

 人間でいえば80歳を超えたおじいちゃんにあたるというアグ。今回の前脚で挟むしぐさは芸として覚えさせたものだといいます。

 前脚を器用に使うアザラシの習性をいかして、バケツやボールなどをつかむ訓練をする中で、両前脚の間に飼育員が手を置くと、反射的につかむようになったそうです。

ぬいぐるみを器用に抱くアグ
ぬいぐるみを器用に抱くアグ 出典: アザラシシーパラダイスのツイッター


 一見するとほほえましいやりとりですが、つかむ力はなかなか強いため、動画撮影後に飼育員の手を見たら、爪の跡が残っていたそうです。

 話題になったことについて、大場さんはこう話します。

 「みなさんに可愛いと思っていただけてうれしいです。これからもこんな動画をお届けできたらと思います」

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