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「薬飲んで、寝ろ」 薬局ヒーロー・オーガマンのセリフにシビれたぜ
薬剤戦師オーガマンの「薬飲んで、寝ろ」という印象的なセリフがツイッター上で話題になっています。

薬局が生んだヒーロー「薬剤戦師オーガマン」。つい先日ホームページでお披露目されたばかりですが、「薬飲んで、寝ろ」という印象的なセリフがツイッター上で話題になっています。残薬問題に取り組むヒーローについて取材しました。

オーガマンとは
福岡県内を中心に展開する大賀薬局(本社・福岡市)が、今月10日に公開した「薬剤戦師オーガマン」。
その由来について、ホームページでは以下のように説明されています。
医学の発達により人類は正しい用法・用量の薬を服用すれば大抵の病気を治し健やかな生活を送れるようになっていた。
だが、決して病原菌が死滅した訳ではなかった!
薬の力を恐れた株式会社悪の秘密結社は人々に囁く。
「もう治ったみたいだからお薬全部飲まなくてもいいんじゃね?」
「ああー確かに……」
引き出しの奥底に薬をしまいこんでしまう人々。
こうして飲まずに廃棄されてしまう薬は年間約500億円分にのぼるという。……これが「残薬問題」である。
そんな中立ち上がる1人の男がいた。
その名を株式会社大賀薬局 代表取締役社長 大賀崇浩!
彼は持ち前の正義感とポケットマネーでヒーロースーツを開発し、「オーガマン」として残薬問題に立ち向かうのであった!


ツイッターも開設
処方された薬を最後まできちんと飲むことの大切さを伝え、薬を増やすのではなく、減らすことが薬剤師の使命であると発信しながら「薬育」に取り組んでいくというオーガマン。
ホームページのトップには「薬飲んで、寝ろ」というキャッチフレーズとともに動画や写真が紹介されています。
このフレーズがツイッターで紹介されると、「正論すぎてぐうの音も出ないキャッチコピー」「ぶっ飛んだヒーロー生みだしましたね」といったコメントが寄せられ、注目を集めています。
反響を受けて翌日には急きょツイッターアカウントを開設。
話題のフレーズを使った画像を添付して「フリー素材です。用法・用量を守ってご自由にお使いください」とつぶやいたところ、リツイートは1万7千、いいねは2万6千を超えています。
フリー素材です。
— 薬剤戦師オーガマン(公式) (@ohga_man) October 11, 2019
用法・用量を守ってご自由にお使いください。 pic.twitter.com/FrMFsRJWGt
社長に聞きました
印象的な「薬飲んで、寝ろ」というフレーズはどのようにして生まれたのか? 大賀薬局の担当者はこう説明します。
「薬の効果だけでなく自らの行動が健康をつくるということを、親しみのある慣用表現で伝えようと考えました」
今月27日には、イオンモール福岡で開催されるヒーローショーに出演。今後は幼稚園や保育園を回ったり、ポスターを配布したりしながら、残薬問題の啓発に取り組んでいくそうです。
また、処方箋を大賀薬局に持ち込むと、お薬手帳としても使える「やくいくてちょう(薬育手帳)」をプレゼント。ちゃんと薬を飲んだかどうかをチェックできるようになっています。
発表後いきなり注目を集めたことについて、大賀社長はこう話します。
「話題になっていることを友人からの連絡で知って驚きました。とてもうれしいです。慌ててツイッターも始めたので、これからについて模索していきたいと思います」