話題
カモシカ=牛の仲間だったんだ… 「誰が鹿や」菰野町ポスターが話題
「町の獣」であるニホンカモシカをアピールする三重県菰野町のポスターが、ネット上で注目を集めています。
話題
「町の獣」であるニホンカモシカをアピールする三重県菰野町のポスターが、ネット上で注目を集めています。
ニホンカモシカの写真を大きく使ったポスター。添えられたキャッチコピーは「誰が、鹿や。」――。「町の獣」であるニホンカモシカをアピールする三重県菰野(こもの)町のポスターが、ネット上で注目を集めています。観光産業課の担当者に話を聞きました。
今年4月から町内に貼り出されているこのポスター。「誰が、鹿や。」のキャッチコピー以外にも、こんな文章が書かれています。
「ニホンカモシカは、牛の仲間です」「ヒトとカモシカが共生する町 三重県菰野町」
国の特別天然記念物にも指定されているニホンカモシカ。名前にシカとついていますが、ウシ科に属する生き物です。
菰野町では「町の獣」として扱われており、冬には御在所岳の6号鉄塔あたりでその姿をよく見かけるそうです。
先日、このポスターがツイッターで紹介されると「牛の仲間って知らんかった」「シカたないよね」といったコメントが寄せられ、話題になっています。
「平成24年度から名古屋外国語大学とコラボして、毎年ポスターを作っています」と話すのは菰野町観光産業課の藤井隆道さん。
町が使用する写真と構図を決めると、それを元に学生たちがキャッチコピーを考案。9作品を町内に貼りだして総選挙を実施し、最も得票数が多かったポスターを採用しています。
今回は「会えないかも、ここでしか」「サルと温泉? 古いぞ人間 時代はカモシカだ」といったキャッチコピーの中から「誰が、鹿や。」を選出。投票総数385票のうち103票を獲得しました。
「この作品はインパクトがあるので、足を止めて見入っている人を見かけます。これまでなかなかなかったことです」と藤井さん。
町内だけでなく、町外でのイベント時などにも活用しているというこのポスター。話題になったことについてはこう話します。
「菰野といっても、どこにあるどんな所なのか知らない人がいらっしゃると思います。このポスターをきっかけにカモシカや温泉のことを知っていただけるとうれしいです」
1/12枚