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泣きたくても泣けないあなたへ… 「涙を流すからくり人形」が話題に
取っ手を回すと人形の目から涙があふれ、足元に水たまりができた――。そんなからくり人形が、ツイッター上で注目を集めています。
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取っ手を回すと人形の目から涙があふれ、足元に水たまりができた――。そんなからくり人形が、ツイッター上で注目を集めています。
取っ手を回すと人形の目から涙があふれ、足元に水たまりができた――。そんなからくり人形が、ツイッター上で注目を集めています。「見てたら泣いちゃいました」「代わりに泣いてほしい」といったコメントが寄せられている人形の作者に話を聞きました。
ちょっぴり悲しいからくり人形を作りました。取っ手を回すと人形の目から涙があふれ足下に水溜まりが出来ます。泣きたくても泣けない時に回すからくり人形です。 pic.twitter.com/nrojZaEZRr
— アトリエpuchuco (@puchuco709) 2019年6月8日
今月8日、こんなつぶやきが投稿されました。
「ちょっぴり悲しいからくり人形を作りました。取っ手を回すと人形の目から涙があふれ足下に水溜まりが出来ます。泣きたくても泣けない時に回すからくり人形です」
添付された35秒の動画には、うつむいてひざを曲げた人形が映っています。
土台の部分に取り付けられた取っ手を回すと、目からポトリ、ポトリと大粒の涙を流し始めて、足元に水たまりが出来ていきます。
この作品に対して、「一緒に泣けそう」「泣けないこと多いから代わりに泣いてほしい」といったコメントが寄せられ、リツイートは6万、いいねは23万を超えています。
涙(水)の補充は裏側側面の穴から行います。
— アトリエpuchuco (@puchuco709) 2019年6月10日
尚、販売についての質問を多く頂きたしたが、この個体は非売ですが販売用にいずれ同じ物を作る予定ではいます。その際にはまたTwitterにてお知らせします。 pic.twitter.com/NHH0OOBJJN
作者は長野県軽井沢町にある「アトリエpuchuco」の代表・福田英生さん。
生き物たちのアクセサリーや、小さなからくり人形を制作しており、今回の作品についてはこう話します。
「落書きとして書き留めていたアイデアが元になっていて、それを実現する仕組みを考えついたので、2週間ほどかけて制作しました」。
木の土台部分には、水をためるタンクが入っており、取っ手を回すことで人形の目元まで水が運ばれます。
その流れを一方向にするための弁を思いついて実現できたそうです。
「涙流す子」のからくり人形に沢山の反応有り難うございます。この作品は以前からずっと作りたいと思っていたので、形になってとても良かったです。 pic.twitter.com/e5IehAby4X
— アトリエpuchuco (@puchuco709) 2019年6月9日
水がたまる足元の銅板は、硫黄成分で化学反応させて色をつけています。
人形のたたずまいは寂しげで、「表面をデコボコさせることで、表情がわからないようにしています」。
作品が話題になったことについては、こう話します。
「ものづくりをしていて、たくさんの人に見ていただけるのはうれしいです。予想を超えて大きな反響をいただくと、怖くなったり、とまどったりすることもありますが、ありがたいですね」
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