連載
#22 コミチ漫画コラボ
ユウウツな班行動、「まさか」なパジャマ…修学旅行の黒歴史マンガ
笑い飛ばしたいけどちょっとほろ苦い、修学旅行の思い出たち

【大賞】まだ公衆電話が主流だった頃(日々ひみつ著)
そんな旅行先で困っていたとき、助けてくれた地元の人たちは神様のように見えたのではないでしょうか。なじみがない場所にいると「知らない人」ばかりと感じますが、優しさに触れるとぐっと身近に感じるものです。そんな輪を広げてくれるような、すてきな作品です。
【入賞】帰途にて(michi著)
九州に住む人間にとって、九州を出るって海外旅行くらいの重みがあるんです。まして首都・東京に行くとなれば、「東京人」(あくまで脳内イメージ)を気取るのは致し方なし。「パリに行く」と同じようなものです。
「はあ~」とため息をついたあとの落差が絶妙です。あっという間に心が18歳に戻り、一緒に一息つきました。「標準語でカッコばつけとった(格好つけていた)」の「標準語」は、多分なまってるんですけどね。本人たちは標準語のつもりなんで、突っ込まないであげてくださいね。
【入賞】私のとなりのエトランゼ #修学旅行の黒歴史(ちえむ(Chiem)著)
修学旅行の班分けって緊張しますよね…。うまくいかないと他の子にノリを合わせようとして疲れちゃったり、旅行自体を楽しめなかったり。でも、普段かかわらないクラスメートを「キラキラ女子」と決めつけて、心を閉ざしちゃうのって実はもったいないことなのかも。「私も分かろうとしてなかったのかな…」のくだりでほっこりしました。(でも、名前ぐらいは覚えていてほしい…!)
【入賞】シルクのパジャマと価値基準(きおる著)
大人の世界で価値のあるものが、子どもの世界で価値があるとは限らない。私も子どものときにそう思ったはずなのに、子どもたちに対してたぶん同じことをしている、と気づかされた傑作です!
withnewsは2018年10月から、マンガのSNSを運営する「コミチ」とコラボ企画を始めました。毎月季節のテーマを出題し、作品を募集しています。
今回ご紹介できなかった応募作品は、コミチのサイトでご覧ください。
たくさんのご応募、どうもありがとうございました!