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私が使ってたノートだ! 復刻版でキャンパス&ジャポニカがコラボ
神戸の文具店が投稿した「ノート」に関するツイートが注目を集めています。

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神戸の文具店が投稿した「ノート」に関するツイートが注目を集めています。
神戸の文具店が投稿した「ノート」に関するツイートが注目を集めています。棚に並んでいる5冊はいずれもコクヨの「キャンパスノート」ですが、よく見るとデザインが違っています。実はこれ、1975年から2011年までの歴代デザインをミニサイズで復刻した商品なんです。しかも、「ジャポニカ学習帳」で知られるショウワノートとのコラボ企画でもあります。
先月24日、神戸市にあるナガサワ文具センター本店のツイッターアカウントが、こんなつぶやきを投稿しました。
私
— ナガサワ文具センター本店 (@nagasawa_honten) 2019年4月24日
「左から3つ目と4つ目を使ってました」
と言うと
後輩
「3つ目のデザイン知らないです…」
「4つ目は使ってました」
上司
「俺は3つ目はガンガン販売してた!」
と言われました。#あのころノート#私の好きなあのころノート#コクヨ pic.twitter.com/K2unazf94J
添付されている画像に写っているのは、コクヨの「キャンパスノート」5種類。
左から順に1975年の初代、1983年の2代目、1991年の3代目、2000年の4代目、2011年の5代目と並んでおり、大きさは72mm×102mmと手のひらサイズに変更されています。
この投稿に対して「懐かしい」「全部知ってるし、使ってた」といったコメントが寄せられ、リツイートは1万1千、いいねは1万5千を超えています。
「あのころノート」と題したこの企画。コクヨのキャンパスノートだけでなく、ショウワノートの「ジャポニカ学習帳」でも同じように歴代5種類が販売されています。
ライバル同士がなぜコラボすることになったのか? ショウワノート開発部の小原崇さんは、理由をこう説明します。
「キャンパスノートとジャポニカ学習帳は対象年齢ですみ分けができていて、両社の役員クラスでの交流もあります。そんな中で『元号が変わるこのタイミングで、ノートの2大ブランドとして何かできないか』という話になったのがきっかけです」
ジャポニカ学習帳を卒業してキャンパスノートへ。そんな2大ブランドの世代別の復刻版を出すことで、多くの世代を網羅できるのはないか。
昔のデザインのノートを手にとることで、子どものころの懐かしいエピソードや、甘酸っぱい青春時代を思い出すきっかけになるのではないか。
時代が変わるこのタイミングにこそ、昔を振り返ってほしい。そんな思いを込めたそうです。
当時と同じサイズではなく、約4分の1のミニサイズにした狙いは何なのか? 小原さんはこう言います。
「最近では『文具女子』という言葉もあります。昔を懐かしむ世代だけでなく、これからの世代にも響くものにしたいと考えて、カワイイも意識しました。また、雑貨感覚で全部集めてもらいたいとの狙いもあります」
SNSでの拡散も意識したという「あのころノート」。
狙い通り文具店のツイートが話題になりましたが、小原さんには誤算もあったそうです。
「写っていたのがコクヨさんのキャンパスノートだけで、ジャポニカ学習帳がなかったんです。関西地区、もっと頑張らねば……」
キャンパスノートが話題になったことについて、コクヨステーショナリー事業本部の吉村茉莉さんはこう話します。
「特に何代目がというわけではなく、満遍なく幅広い年代の方に使っていただけていることがわかってうれしかったです。世代を超えて話題が広がるので、父の日などのプレゼントにもオススメです」
◇ ◇ ◇
「あのころノート」はキャンパスノート・ジャポニカ学習帳ともに5種類ずつで、価格は税抜き各150円。サイズはA7変形(タテ102mm・ヨコ72mm)です。ツイッターではあのころノートが当たるキャンペーンも実施中です。
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