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ブラッシングしたいのに…自意識高めな猫との生活、愛らしい絵日記に

飼い主にブラッシングされる猫。なぜかとった行動は……。
飼い主にブラッシングされる猫。なぜかとった行動は……。 出典: AKRさんのツイッター(@bou128)

目次

愛猫との生活を、コミカルにまとめた絵日記が、ツイッター上で広く読まれています。ちょっと自意識高めな猫の振る舞いが、その理由です。「愛が多めになった」と語る作者に、手がけた背景について聞きました。(withnews編集部・神戸郁人)

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何を思ったか、鼻を……

今月4日、2枚の絵日記がツイートされました。

1枚目のタイトルは「ごめんねブラッシングしているだけなんだよ」。デフォルメされた飼い主が、黒猫の体に、ブラシをあてがう場面を描いたものです。

出典: AKRさんのツイッター(@bou128)

背中までブラッシングされた後、何を思ったか、自分と飼い主の鼻をつけ合う猫。

その後、「『わかってるよ、鼻チューでしょ?』とドヤ顔でチュッチュされた」という説明文で、状況が明かされます。

「幸せな勘違い」描き40万いいね

「ごめんねカバンが取りたいだけなんだよ」という題名の2枚目は、飼い主がカバンを取ろうとするシーンから始まります。

出典: AKRさんのツイッター(@bou128)

カバンの前には、座り込む猫の姿。なでられると信じて疑わず、差し出された腕に向かって、「にゅうーん」と体を伸ばします。飼い主は、またも不意を突かれたのでした。

幸せな勘違いを描いたイラストには、「うちの子も伸びてくる」「分かってるよ!みたいな行動がかわいい」といったコメントが寄せられました。16日時点で、「いいね」も40万に迫り、11万回近くリツイートされています。

かぶり物にも動じない黒猫

作者は、三重県在住のウェブエンジニア・AKRさん(@bou128)です。イラストにどんな思いを込めたのか、聞いてみました。


AKRさんは、5歳のオス猫「くろあん」と生活しています。人なつっこく、かぶり物を身につけさせられるなどしても、全く動じません。

これまで、そうした日々の暮らしぶりを、写真と共にツイートしてきました。今年の3月からは、思い出深いエピソードを記録するため、絵日記も投稿しています。

おちゃめな格好の「くろあん」。カメラ目線でこちらを眺める。
おちゃめな格好の「くろあん」。カメラ目線でこちらを眺める。 出典: AKRさんのツイッター(@bou128)

話題になったイラストは、くろあんの誕生日である、5月5日を前に手がけたものです。事実を曲げず、そのまま描くよう意識しているというAKRさん。今回ばかりは「いつもより愛が多めになった」と笑います。

動物迎えるなら、里親として……

ところで、くろあんは元野良猫です。4年半ほど前、AKRさんが動物病院から引き取りました。名前の由来は「真っ黒だから」。カルテに名前を書く必要があり、「30秒で考えた」といいます。

猫や犬と過ごすなら、里親として迎えたい――。学生時代に、そんな思いを抱いたことから、つながった縁なのだそう。過去の絵日記には、保護動物の飼い主を募っている病院について、取り上げた回もあります。


くろあんは、その後すくすく成長し、現在の体重は約8キロです。寝転がった時の大きさは、広げた新聞紙と同じくらいといいます。AKRさんは「ペットというより、一緒に暮らしてくれている、すごく可愛い生き物」と評します。

絵日記が好意的に読まれたことについては、「色々な反応をいただき、くろあんのことを、もっと深く知られるようになりました。それが一番うれしいですね」と語っていました。

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