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「平成31年5月1日」の天気図? 存在しないはずの日付が…その理由は
「平成31年5月1日の予想天気図」を紹介したツイートが注目を集めています。
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「平成31年5月1日の予想天気図」を紹介したツイートが注目を集めています。
「平成31年5月1日の予想天気図」を紹介したツイートが注目を集めています。「令和元年5月1日」と表記すべきなのに、なぜ平成のままなのか? 投稿主である気象予報士の森田正光さんと気象庁に、理由を聞きました。
テレビのお天気キャスターとして知られる森田さん。民間の気象会社「ウェザーマップ」の創業者で、現在は会長を務めています。
そんな森田さんが4月30日、こんなつぶやきを投稿しました。
「平成31年5月1日」の予想天気図です。令和元年でなく平成です。
— 森田 正光 (@wm_morita) 2019年4月30日
気象庁は、平成のうちに出した情報は
「平成」表記にすると決めていますので、レアな日付になっています。 pic.twitter.com/Hhxu8LjgSO
この投稿に対して、「確かにレア」「存在しない天気図みたいでなんだか不思議」といったコメントが寄せられ、リツイートは2万、いいねは3万9千を超えています。
気象庁によると「平成31年5月」の天気図は1日と2日しか存在しないといいます。なぜ平成のうちに出した情報は平成表記にすると決めたのか?
担当者に尋ねると「新元号への円滑な移行に向けた関係省庁連絡会議申合せ」に基づいているとのことでした。
この「申合せ」を見ると、改元日前までに作成した文書については以下のように定めています。
「各府省が作成した文書(図画及び電磁的記録を含む。以下同じ。)において、『平成』(『平成』を意味する記号を含む。以下同じ。)を用いて改元日以降の年を表示している場合であっても、当該表示は有効なものであり、改元のみを理由とした一括整理は行わないものとする」
また、閣議での内閣官房長官発言要旨にも以下のようにあります。
「元号を改める政令の公布日から施行日前までに作成し公にする文書には、『平成』を用いること」「改元日前までに作成した文書において、改元日以降、『平成』の表示が残っていても、有効であること」
申合せ・内閣官房長官発言要旨ともに、「国民生活への影響をできる限り少なくすること」「各府省における円滑な事務手続に資すること」が理由となっているそうです。
予想天気図を見ていて「これは珍しいな」と思ってツイートしたという森田さん。
軽い気持ちでつぶやいただけに、多くの人に拡散したことに驚いているそうです。
「この投稿でフォロワーが1万人を超えたら面白いなと思っていたら、あっという間に超えて過去最高に拡散しました。どんなツイートが話題になるかはわからないものですね」
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