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新千円札は「柴犬」です! 紙幣デザインに25万いいね、作者に聞いた

ぽん吉さんがデザインした日本柴銀行の千円札
ぽん吉さんがデザインした日本柴銀行の千円札 出典: ぽん吉さんのツイッター

目次

 2024年度をめどにデザインが一新されることが発表された日本の紙幣。それに合わせてツイッター上に投稿された「柴犬の千円札」が注目を集めています。中央にポメラニアンの「すかし」が入っていたり、左下にはモモンガが飛んでいたり。25万いいねが寄せられたこのデザインについて、作者に聞きました。

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日本柴銀行の千円札


 今月9日、ツイッターにこんなつぶやきが投稿されました。

 「新しい紙幣のデザインに柴犬とかあったら というツイートをお見かけしたので描いてみたら とても癒される紙幣に。著名な方を知るきっかけにもなるのですが 1枚位お財布の中にほっこりする紙幣があってもいいかもですね」

 添付されている画像は「日本柴銀行」の千円札。野口英世でも北里柴三郎でもなく、つぶらな瞳の柴犬が描かれています。

 ハンコの代わりに肉球スタンプが押され、左下にはモモンガが飛び、すかしの部分にはポメラニアンがうっすらと浮かび上がっています。

 この投稿に対して、「もう日本のお札は秋田犬、土佐犬、柴犬で良いのではないだろうか」「可愛すぎてお財布でずっと飼っちゃう」といったコメントが寄せられ、リツイートは10万、いいねは25万を超えています。

ぽん吉さんがデザインした日本柴銀行の千円札
ぽん吉さんがデザインした日本柴銀行の千円札 出典: ぽん吉さんのツイッター

作者に聞きました


 この柴犬千円札を描いたのは、ゲームや書籍のイラストを手がけるぽん吉(@PonkichiM)さんです。

 仕事の合間を見ながら、可愛い動物たちの騎士物語などを描いて投稿しています。

 どのようにしてこの千円札のデザインは生まれたのか? ぽん吉さんに話を聞きました。

 ――この紙幣をデザインしようと思ったきっかけは

 「新しい紙幣のデザインに柴犬とかあったら」というツイートをお見かけしたので、描いてみたらとても癒やされる紙幣になりました。1枚くらいお財布の中にほっこりする紙幣があってもいいかも、という些細な思いつきです。

ぽん吉さんが描いた犬騎士物語のキャラクター
ぽん吉さんが描いた犬騎士物語のキャラクター 出典: ぽん吉さんのツイッター

デザインで心がけた点


 ――なぜ柴犬に?

 日本の犬といえば柴犬が最初に思いついたのと、私自身が柴犬を大好きで、楽しく描きました。作ったのは柴犬のみですが、描きながら秋田犬やハチ公もいいかもと思いました。

 ――描く上で心がけた点は

 柴犬の紙幣なら使う側の気も和らぎますし、言葉で発しなくても店員さんに「ありがとう」という気持ちがほんの少し伝わる。そんなデザインになるよう心掛けました。3000円のお買い物なら「3柴になります」「3柴はいりまーす!」というやりとりも生まれそうで。

 美しく繊細な模様や細かな描き込みなど、紙幣は職人の方が作る美術品という印象が強いので、少しでもその美しさに近いデザインと描き込みになるように頑張りました。

ポメラニアンのすかしも描かれています
ポメラニアンのすかしも描かれています 出典: ぽん吉さんのツイッター

なぜモモンガ?


 ――柴犬だけでなくモモンガも登場していますね

 左下に飛んでいるモモンガは、北海道に生息する「エゾモモンガ」です。アイヌの人々から子守をする神としてあがめられてきたとのことで、日常のお買い物で人から人へと優しく飛び交うイメージとしてデザインしました。

 ――「すかし」にポメラニアンまで描かれています

 これは特に意味はなく、「誰も気が付かないかもな」というぐらいに薄くして、見つけた方に喜んでもらえればという遊び心でした。予想以上に多くの方が気が付いてくれて、コメントで報告も頂けたのが嬉しかったです。

左下に飛んでいるモモンガは、北海道に生息する「エゾモモンガ」です
左下に飛んでいるモモンガは、北海道に生息する「エゾモモンガ」です 出典: ぽん吉さんのツイッター

テレビでも紹介


 ――多くの反響が寄せられていることについては

 たくさんの動物好きの方からの反応をいただけて、テレビでも紹介していただきました。柴犬紙幣をみてほっこりしていただけたことが伝わり、イラストレーターとしてとても楽しい経験をさせていただきました。

 またいつか新しい紙幣デザインが発表される時に、「生活の中でほんの少しほっこり出来るデザインもいいかも」ってなれば、うれしいです。

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