話題
なんとしても奈良に泊まって! ストレートな観光協会ポスターが話題
奈良市観光協会が制作したポスターが、ネット上で注目を集めています。
話題
奈良市観光協会が制作したポスターが、ネット上で注目を集めています。
奈良市観光協会が制作したポスターが、ネット上で注目を集めています。観光客は来てくれるけれど宿泊が少ない現状を変えるべく、市内での宿泊を呼びかける内容です。「すがすがしいほど直球」と話題のポスターが誕生するまでの経緯を聞きました。
旅行会社や、奈良市内への修学旅行を予定している学校などに配布するために作られたポスター。
話題になっているは、2016年度に制作された3枚のうちの1枚です。
写っているのは3頭のシカで、まるでビートルズの「アビイ・ロード」のジャケット写真のように横断歩道を渡っています。
手前の道路には停止線がありますが、そこに書かれているのは「止まれ」ではなく「泊まれ」の文字です。
ダジャレを使った命令口調で、宿泊を呼びかけるこのポスター。
ツイッター上で紹介されると「奈良のこういうセンス好き」「すがすがしいほどド直球で好き」「切実やな」といったコメントが寄せられています。
「数年前に制作したものが今話題になって、驚いています」と話すのは、奈良市観光協会広報企画課の胎中謙吾さんです。
胎中さんによると、2017年の市内を訪れた観光客は約1631万人ですが、宿泊客は約180万人。近くて交通のアクセスがいい大阪や京都に泊まる人が多いそうです。
「奈良の魅力を書くよりも、ストレートに『泊まってください』というメッセージを打ち出した方がいいのではないかということで、あのようなポスターになりました」
写真に登場する横断歩道の周辺には県庁がありますが、「この辺りでもシカの往来は実際に見かける光景です」と胎中さん。
話題になったことについては、こう話します。
「奈良の夜は静かで、ゆっくり過ごすには最適です。今夏には奈良の朝と夜を楽しむキャンペーンも企画中です。みなさん、ぜひ奈良市内に泊まってください」
1/9枚