MENU CLOSE

連載

182575

#17 コミチ漫画コラボ

学年トップ5入りは間違いなし!と思ったのに…卒業式で知った現実

いぬパパさんのマンガ「元気があれば」
いぬパパさんのマンガ「元気があれば」 出典: いぬパパさん提供

目次

マンガのSNSを運営するコルクBooksとwithnewsがコラボし、「#卒業式の黒歴史」をテーマに作品を募集した企画で、高校時代の思い出を描いたいぬパパさんのマンガ「元気があれば」が大賞に決まりました。ついこの前入学したと思ったら、あっという間に卒業。長いようで短い学生生活だったなぁと思い返す人も多いのではないでしょうか? たった1日、数時間の行事なのに、笑顔あり、涙ありの濃いぃ~ひとときです。いぬパパさんは、卒業式にされる「ある表彰」について描きました。(withnews編集部・河原夏季)

【関連リンク】卒アル・文集、開くと浮かぶ黒歴史 漫画で描く「イキった」青春

学年トップ5に入るため

卒業式まで、あと3日。

「パンクくらいで遅刻するワケにはいかんのだァ!!」

主人公・犬塚くんは、車輪がぺこんぺこんになった自転車を押して学校へ向かいます。

モチベーションになっているのは「皆勤賞」です。犬塚くんの学校では、卒業式に皆勤賞の生徒が表彰されるという伝統がありました。

何にせよ、表彰されるのは特別なことです。約400人いる学年で、犬塚くんの学力では「トップ5に入るのはかなりムズカシイ」。スポーツでも上には上がいすぎる……。それに比べ皆勤賞は、休まず、遅刻せず、学校に行き続けることで手に入ります。学年上位として表彰されることは夢ではありません。そう、「皆勤賞! 目指すしかないっ!!」のです。かくして、犬塚くんの挑戦が始まりました。

高校生活で自慢できること

作者・いぬパパさんの高校では、卒業式に「3年間皆勤賞の人が表彰されるシステム」があったそうです。漫画の主人公は1年生のときに皆勤賞を誓いますが、いぬパパさんは1年目に気づかず、2年生のときの卒業式で先輩が表彰されている姿を見て意識したといいます。

「高校生活で自慢できることがあるとしたら、3年間遅刻、早退、欠席なしで、皆勤賞をもらったことくらいしかないんです。誰にも羨ましがられたことはないですけどね(笑)」と話します。

「もともとトップ集団を目指す少年ではなかったです。勉強もスポーツもいつも真ん中よりちょい上くらいにいました。なんというか中途半端(笑)ただ休まず登校するだけで褒められるなんて『なんてステキだ!』と思ったことは覚えています」

いぬパパさんのマンガ「元気があれば」
いぬパパさんのマンガ「元気があれば」 出典: いぬパパさん提供

「ただひたすらに登校するだけ」

無遅刻無欠席でも特に健康管理をすることはなく、食事や睡眠でも意識することはなかったといいます。

「大事なことは、ただひたすらに登校するだけ。雨でも雪でも、どんな体調でも、とにかく学校に行く。それだけです(笑)」

そんないぬパパさん唯一の敵は、自転車の「パンク」でした。

「帰り道にパンクしたら、次の日までには修理しておく。母の教えで、小学生の頃から自転車のパンクは、自分で直せました」

いぬパパさんのマンガ「元気があれば」
いぬパパさんのマンガ「元気があれば」 出典: いぬパパさん提供

甘酸っぱい思い出は……

卒業式といえば、感動的な思い出や甘酸っぱい思い出もあるのでは? そう投げかけるとこんな答えが返ってきました。

「紅白の饅頭をもらいましたよね。…………。そのくらいですかね。え? 第2ボタン? 家に着いた時にバッチリありました」

考え方は今も同じ

皆勤賞を目指していたころとの違いは、「太ったこと」だといういぬパパさん。でも、相変わらず健康体で、年3回献血に行っているそうです。

「先日25回目だったのですが、50回を目指して頑張ります。最短で9年後かな。昔、新聞の地域面で献血50回達成のおじさんが表彰されてたんですよね。そこ目指しています」

「……今、気づきましたけど考え方が17歳の頃と同じじゃないですか!(笑)」

いぬパパ

埼玉県川越市在住。印刷会社の営業担当として働きながら漫画家をしている。モットーは「働きながら描く」。何歳からだって夢を追いかけられるということを体現している。「夢を追い続ける人を応援していきたいです」

HP:inupapa.com

ツイッター:@inupapa1979


いぬパパさんがイラストを担当した「王様からの求人票 天職攻略大図鑑」(JUNZO著/ プレジデント社/2018年7月発売)。200点以上のイラストを、ほぼ通勤電車の中で描いたといいます。「就活シーズンのお供に是非どうぞ!」
CLOSE

Q 取材リクエストする

取材にご協力頂ける場合はメールアドレスをご記入ください
編集部からご連絡させていただくことがございます