連載
#16 コミチ漫画コラボ
卒アル・文集、開くと浮かぶ黒歴史 漫画で描く「イキった」青春
「学年トップ5」。なんていい響きなんでしょう。学校生活では学力やスポーツでしか上位を目指せないと思うかもしれませんが、主人公・犬塚くんが目を付けたのは「健康=皆勤賞」でした。一度競争から縁遠くなると挑むことを諦めてしまいそうですが、自分の土俵で戦えるのも才能だと思います。雨の日も、風邪の日も(きっとインフルエンザが流行った季節も)、自転車がパンクした日も、負けずに通い続けた熱意に脱帽です。それなのに、それなのに……現実は厳しいですね!涙
青い…! 青すぎる……!! これぞ青春、という感じでしょうか。何をしたいかわからないけど、何か「ぶっ飛んだことをしたい」という気持ち、若き日のあるあるですね。たまにふと卒業アルバムを見返しますが、「何かしたかったんだよね、この頃の君たちは」と遠い目をすることがあります(笑)「日常茶飯事なのでノーリアクションの女子」たちが良い味出していますね。
手を伸ばしたら届く距離なのに、あと一歩の勇気が出ない女の子。でも、気持ちは伝わっていたんですね。目が合ってはそらすことを繰り返す関係だったんじゃないかなぁと妄想します。お互い意識していた関係ゆえに、後悔が残るのは切ない。卒業式は分岐点ということを印象づけるマンガです。多くの人がこのマンガに背中を押されることを期待します!
ゲームのような出だし、つかみばっちりでした。テンポがよく、オチは声を出して笑いました。卒業アルバムに続き、卒業文集もかなりの黒歴史倉庫ですね。「青春期真っ盛りの自意識とイキリを凝縮して煮詰めた」という言葉がぴったりすぎました。
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withnewsは2018年10月から、マンガのSNSを運営するコルクBooksとコラボ企画を始めました。毎月季節のテーマを出題し、作品を募集しています。
今回ご紹介できなかった応募作品は、コルクBooksのサイトでご覧ください。
たくさんのご応募、どうもありがとうございました!
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