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お金と仕事

毎年の「義理チョコ」論争 悪目立ち避け…3千円が本命ボーダー

目次

サラリーマンの日々をキャラ化した「城崎広告」のメンバーが日頃感じている疑問を、withnews編集部がフカボリ取材する「会社員のモヤモヤ」。59回目は「バレンタインデー」についてです。
城崎広告
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今回の登場人物

大神勇人
営業部所属の24歳。物怖じせずに相手の懐に飛び込む姿勢とフットワークの軽さが自慢。趣味はカラオケと祭。

 

夕永俊介
企画部所属の30歳。鋭い視点の持ち主でデータ分析やコンセプトデザインが得意分野。趣味はひとりキャンプと植物画。

 

水上芳樹
企画部所属の33歳。妥協を許さぬ審美眼の持ち主で、広報やアートディレクションでも手腕を発揮。趣味はおうちエステと観劇。

 バレンタインデーが目前ですね。会社の公式なイベントではないケースが多いものの、義理チョコのやりとりがすっかり常態化している場合もあるのではないでしょうか?
 

 

大神

今年は猫サンの家でみんなで手作りしてたってきいたんで、油断してたっす。

 

水上

それはそれ、これはこれ。
バレンタインの催事のチェックは基本だよ。

 

夕永

この時期にしか手に入らないものもあるからな。

 

大神

二人にとってバレンタインは戦場なんすね……
じゃ、時期的にも今回の取材テーマはこれでお願いするっす。
 義理チョコから本命への対応まで、美容業界に長年関わった経験から、女性、男性に向けた独自の恋愛コミュニケーションを発信する、恋愛プランナーのテツヤさんに話をききました。
TETSUYAさん
 

バレンタインデー=「きっかけ」

 

水上

本日はよろしくお願いします。
いよいよバレンタインですね。

 

大神

そもそもバレンタインってなんなんすかね……

 

TETSUYA

バレンタインデーとはどのような日でしょうか?
女性が意中の男性にチョコを渡しつつ、思いを伝える…というほかに、ビジネスシーンでは普段の感謝や何げないお礼を伝えるために義理チョコを活用していることも多いのではないかと思います。

 

夕永

ああ、たしかに男所帯のうちでも、毎年何かしらプレゼントしあっていますね。

 

TETSUYA

毎年のように「義理チョコが必要かどうか」という議論がされがちですが、どのようなケースにしても何らかの気持ちを伝える「きっかけ」こそがバレンタインデーの本質だと思います。

 

大神

気持ちを伝える「きっかけ」っすか。そう言われると、結構いいイベントな気もしてきたっす。

 

TETSUYA

せっかくのきっかけなので、「差別化」することで、仕事の競合相手や、恋敵を一歩リードするきっかけにしてみてはいかがでしょうか?

 

水上

差別化ですか、ぜひ詳しく教えてください。

大切なのは「差別化」

 

TETSUYA

では、どのような差別化がおすすめでしょうか?

最初に渡す側に向けてです。職場毎に様々なケースがあると思います。「みんなでお金を出し合って全員分用意する!」といったところもあれば「義理チョコ自体を禁止」しているような場合もあるでしょう。

 

夕永

うちはとくに決まりごとはないですね。
その場合、どのような点に気を付けるべきでしょうか?

 

TETSUYA

であれば、まず気を付けたいのは「マイナスにならないようにする」ということです。
すごくお世話になっているのに無し…だったり、周りがあげている中であげない…となると悪目立ちしてしまいますよね。

 

大神

空気を読むってやつっすね。
どれくらいが妥当なのか知りたいっす。

 

TETSUYA

あまり豪華過ぎたり、大ぶり過ぎたりするものも扱いを困らせてしまうことがあるので、義理チョコであれば小ぶりなもので1000円~2000円程度のものを選ぶのが良いのではないかと思います。

 

水上

それくらいの価格帯なら、選択肢も多くて選びがいがありますね。

 

TETSUYA

では、そんな中で「差別化」をするにはどうするのが良いでしょうか?

 

夕永

予算内で気の利いたものを選ぶのは前提として……他にもあるのでしょうか?

 

TETSUYA

一番のおすすめはベタですが「手紙」です。
連絡手段がLINEやSNSなどデジタルなものになっている中でアナログな手紙という手段を使うことで他の人よりも深く印象付けることができます。

 

大神

手紙、いいっすね!
直筆ってやっぱりありがたいし、気持ちが伝わるっす!

 

TETSUYA

もし機会があれば、仕事上の書類など他のものに紛れ込ませて渡すのも、その他大勢とは違ったさりげない気遣いがあって良いのではないかと思います。

 

水上

ちょっとしたサプライズですね。
渡し方もしゃれていると印象に残りそうです。

 

TETSUYA

続いて、受け取る方に向けてです。
受け取ったときは「嬉しい」を形にするようにしましょう。

 

夕永

大事なポイントですね。
受け取る側のマナーだと思います。

 

TETSUYA

どのようなものであれ、あなたのために相手が時間と手間をかけて用意してくれた気持ちに対して敬意を持つべきです。
大げさな感情の表現はちょっと苦手…という人は、「ありがとう!開けていい?」と言いながら、その場で開けてみてください。

 

水上

おおげさなリアクションよりも、その場ですぐに開けるという行動が喜びを率直に表現してくれますね。

お返しは柔軟に対応

 

TETSUYA

もう一つ、受け取った側ですと悩ましいのがその後のお返しですよね?

 

大神

それ! それっす……詳しく教えてください!

 

TETSUYA

職場などでもらった義理チョコであれば、一律で差をつけずに返せば良いと思います。
ここで難しいのが義理チョコと本命チョコの境界線です。

 

夕永

……今後のためにぜひ教えてください。

 

TETSUYA

前提として、もらったチョコの値段は必ず調べるようにしましょう。
返す場合の目安にもすることができます。

 

大神

ええっ、値段調べるんすか!?

 

水上

僕はいただいたブランドでだいたい予想がつくけど、わんこはお菓子のブランドに詳しくないだろう?

 

大神

よ、予想つくんすね……お返しの目安以外に、値段って役に立つんすか?

 

TETSUYA

ここからは個人的な見解ですが、3000円を越えるものだと本命の確率が高いのではないかと思います。
また包装に関しても本命の場合は手が込んでいたりするので、そういった場合はお返しもちゃんと考える必要が出てきます。

 

夕永

なるほど、ボーダーラインは3000円ですか。勉強になります。

 

TETSUYA

具体的なお返しですが、必ずしも「お菓子を3月14日に返す」必要はないと思っています。必要に応じて、相手の好みを日常の会話などからリサーチして返してはいかがでしょうか?

 

水上

ここでも物より気持ちが重要ということですね。
たとえばどんなお返しがオススメですか?

 

TETSUYA

職場の人であれば、ちょっと良いランチをおごるでもいいと思いますし、もし気になっている女性へのお返しであれば、食事に誘うきっかけにしてみてもいいでしょう。

 

大神

おお、テクニシャンっすね……

 

TETSUYA

ここで気を付けたいのが、「重くならない」という点です。
女性の場合と違うので手紙を書くようなことは避けましょう。

 

夕永

男性から女性への手紙は重たく感じられるんですね。

 

TETSUYA

また、もらったものよりも少しでいいので高価なものを返すようにしましょう。もちろん「3倍返し」などはする必要無いと思います。

 

水上

それも気持ちですよね。
どうせならとびきりセンスのいい物を贈りたいです。

 

大神

オレはセンスとか自信ないっす……

 

TETSUYA

どうしても物が思いつかない…という人は定番もののハンドクリームやリップがおすすめです。

 

夕永

大変参考になりました。
いろいろな角度から教えていただきましたが、一番重要なことはなんでしょうか?

 

TETSUYA

最後になりましたが、このバレンタインに伝えたい思いがある人は、必ず「口頭」で明確に伝えるようにしてください。

 

大神

せっかくの機会だからこそ、面と向かってってことっすね!

 

水上

教えていただいたことを活かして、良いバレンタインを迎えたいと思います。ありがとうございました。

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