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「大きなリュック」ってデカすぎ! こんな用途を想定していたとは…
一見するとシンプルなリュックなのに、背負ってみると底の部分がひざ下まであった――。
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一見するとシンプルなリュックなのに、背負ってみると底の部分がひざ下まであった――。
一見するとシンプルなリュックなのに、背負ってみると底の部分がひざ下まであった――。そんな「大きすぎるリュック」が、ネット上で注目を集めています。幅68cm・奥行き27cm・高さ100cmで容量は180Lもあります。いったい、どんな用途で制作されたのかを取材しました。
話題になっているリュックは、「バックパッカーズクローゼット」(税抜き2万4000円)。
商品画像だけを見るとシンプルなリュックですが、容量180Lとケタ違いに大きいのが特徴です。
高さが100cmもあるため、身長160cmの女性が背負った場合、リュックの底の部分がひざより下にきます。
このリュックがツイッターで紹介されると、「コラ画像にしかみえない」「よく漫画とかであるリュックだ」「隠れんぼできますね」といったコメントが寄せられ、注目を集めています。
製造しているのは、福島県いわき市にある「キャニオンワークス」。1976年からアウトドア用バッグや、官公庁向けの災害対策用品を製造してきた会社です。
もともと福島県浪江町にありましたが、2011年3月の東日本大震災とそれに伴う原発事故で、群馬県千代田町で一時操業。2014年4月にいわき市に移転しました。
このリュックは「CWF」というブランド名を冠しています。「CW」はキャニオンワークスの頭文字。そして「F」にはFukushima、Factory、Freeuseという意味が込められているそうです。
CWFブランドの商品はすべて日本製。機能性だけでなく、丈夫な生地に堅牢な縫製を施して長く使えるよう設計されているのが特長です。
ところで、なぜこんなに大きなリュックを作ったのか?
販売元であるボイジャーリンクの広報担当者は、理由をこう説明します。
「特に都心ではクローゼットが小さく、満足に収納できない環境もあります。クローゼット代わりになりながら、インテリアのディスプレイとしても面白いアイテムがあるといいな、という発想から開発しました」
衣替えした後の衣類や布団の収納を想定して作られたリュックですが、ショルダーストラップの形状や強度などはリュックとしての使い勝手を考慮して設計してあるため、大量の荷物運びにも使えます。
ネット上で話題になったことについては、こう話します。
「インパクト満点なので、大変ありがたいなと思っています。製造元のキャニオンワークスは、自衛隊やレスキュー隊のユニフォームなども製造しています。この話題をきっかけにCWFについてもっと興味を持って頂けたら幸いです」
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