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青学監督、叫ぶ→どんより→どっしり 駅伝監督車、一緒に乗ってみた

2年ぶり2度目の優勝を決め、胴上げされる青山学院大の原晋監督
2年ぶり2度目の優勝を決め、胴上げされる青山学院大の原晋監督 出典: 戸村登撮影

目次

今年で第50回を迎えた全日本大学駅伝。箱根駅伝と出雲駅伝とともに学生の「3大駅伝」のひとつで、名古屋市の熱田神宮から三重・伊勢市の伊勢神宮内宮までの8区間106・8キロのコースを、27チームが駆け抜けます。そのレースに並走する監督車に記者が乗り込みました。朝日新聞スポーツ部陸上担当(@asahi_runner)で、生々しい監督たちの姿を伝えています。

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【360度動画】全日本大学駅伝で選手に声をかける東海大の両角速監督、青学大の原晋監督、駒大の大八木弘明監督、東洋大の酒井俊幸監督。テレビのリポーターとして車に同乗していた増田明美さんのコメントも(※お使いの端末や環境によって、うまく閲覧できない場合があります)=平井隆介撮影
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【レース詳報】青学大、終盤に東海大を逆転 大学駅伝

カギを握る区間距離距離変更

今回から1~7区の区間距離が変更され、序盤区間はより短く、7区が長距離になりました

名古屋市の熱田神宮から三重・伊勢市の伊勢神宮内宮までの8区間106・8キロのコース
名古屋市の熱田神宮から三重・伊勢市の伊勢神宮内宮までの8区間106・8キロのコース

レース前から応援合戦は白熱





【関連情報】
第50回 全日本大学駅伝対校選手権記念大会出場選手一覧表

5㌔以上短くなった1区(9.5㌔)

監督車には増田明美さんも同乗





【結果速報】
トップでたすきを渡したのはオープン参加の日本学連選抜・関西学院大の石井優樹(3年)。終盤まで混戦が続くなか、8キロ手前で青学大がスパートしたが逃げ切れず、追いついた帝京大が首位通過。4秒差の2位に青学大、有力とみられた東洋大は19秒差の9位と出遅れた。
【関連記事】
学連選抜の関学大・石井、1区で区間賞 全日本大学駅伝

2㌔ほど短くなった2区(11.1㌔)

「いいな、駒沢は。みんな監督の言うこと聞くから」







【結果速報】
序盤で日本学連選抜に青学大と東海大が追いつき、3チームが先頭集団をつくる。9キロを過ぎて、東海大が抜け出し、日本学連選抜が追う展開で中継所へ。首位は東海大、オープン参加の日本学連選抜が3秒差、青学大が4秒差で続いた。東洋大は1分9秒差の14位とさらに遅れた。

2.4㌔長くなった3区(11.9㌔)

データを見ながら静かにレースを見守る監督も





【結果速報】
東海大がトップでたすきをもらった直後から後続を引き離し続け、2位の青学大に37秒差をつけた。日本学連選抜は健闘を続け、首位と46秒差の3番目でたすきを渡す。早大が7人ぬきで6位に浮上した。

2.2㌔短くなった4区(14.0㌔)

白熱する監督車。叫び声も次第に大きく









【結果速報】
東海大が首位を維持したが、2番手の青学大が26秒差まで詰めた。3位帝京大は1分9秒差。3区終了時点で13位だった順大が9人を抜いて4位まで上がった。

800㍍伸びた5区(12・4㌔)

沿道で声を掛ける監督たちも必死







【結果速報】
上位3校の順位に変動はなかった。首位の東海大と2位青学大の差は24秒でほとんど変わらず。帝京大は1分22秒差。序盤に出遅れた東洋大が5人ぬきで5位に。

500㍍伸びた6区(12.8㌔)

座る席で明暗。窓が開かず、祈るのみ







【結果速報】
2位青学大は首位東海大との差をジリジリ詰め、一時は4秒差に迫る。しかし、東海大がラストスパートで再び差を広げ、11秒差で首位を守った。3位以下は帝京大、駒大、東洋大の順。

5.7㌔長くなった7区(17.6㌔)

青学・原監督は風格すら感じる余裕の表情









【結果速報】
2位青学大は首位の東海大を猛追、3キロ付近で並んだ。青学大は森田歩希、東海大は湊谷春紀の主将対決だ。6キロほど並走が続いたが9キロ付近で、青学大・森田が一気にスピードを上げ、東海大・湊谷を振り切った。第7中継所のたすき渡しで、青学大と東海大の差は1分58秒と大きく広がった。3位には東洋大が浮上した。

最終8区は距離の変更なし(19.7㌔)





【結果速報】
青山学院大が5時間13分11秒で2年ぶり2度目の優勝を果たした。10月の出雲駅伝に続く優勝で、新春の箱根駅伝は2016年度以来2度目の学生駅伝3冠がかかる。2度の3冠を達成した大学は過去になく、青学大は「史上初」に挑む。2位は東海大、3位は東洋大だった。

やっぱり増田明美さんはめっちゃいい人だった



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