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樹木希林さんの言葉つないで広告に… 宝島社の思い、担当者に聞いた
樹木希林さんを起用した、そんなキャッチコピーの広告が掲載されて注目を集めています。
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樹木希林さんを起用した、そんなキャッチコピーの広告が掲載されて注目を集めています。
「あとは、じぶんで考えてよ。」「サヨナラ、地球さん。」――。樹木希林さんを起用した、そんなキャッチコピーの広告が掲載されて注目を集めています。樹木さんが残した言葉をもとに制作されたという広告について、宝島社に話を聞きました。
29日付の朝日新聞朝刊に掲載された宝島社の広告。キャッチコピーは「あとは、じぶんで考えてよ。」で、夫の内田裕也さんをはじめとした家族7人の写真が使われています。
そして、樹木さんが残した数々の言葉が並べられています。
同じく29日付の読売新聞朝刊には、「サヨナラ、地球さん」というキャッチコピーで、舌を出した樹木さんの写真とともに、こんな言葉が並んでいます。
この2つの広告に対して、ネット上では「粋ですね」「永久保存版です」といったコメントが寄せられています。
なぜ樹木さんを起用した広告を制作したのか? 宝島社の広報担当者は「過去に企業広告にご出演いただいたご縁もあり、追悼の意を込めてご出演いただきました」と話します。
宝島社は2016年に、樹木さんを起用して「死ぬときぐらい好きにさせてよ」というキャッチコピーの広告を出しています。
ジョン・エヴァレット・ミレイの名作「オフィーリア」をモチーフにしたもので、仰向けになって水面に浮かんでいる樹木さんが写っていました。
朝日新聞・読売新聞に掲載された今回の広告。メインのキャッチコピーは新たに考案されたものですが、それ以外は「樹木希林さんご自身の言葉をもとに作った言葉です」とのこと。
新聞ごとに広告を作り分けた点については、「広告の意図に違いはありません。樹木希林さんからの地球の人々に向けての最後の言葉というテーマで、『ご家族との写真』『おひとりのお写真』、それぞれに合わせてメッセージを作りました」。
2つの広告に込めた思いについては、こう説明します。
「死生観、人生観、恋愛観、仕事観……樹木希林さんが残された数々の言葉をもとに、世の中に向けて、樹木希林さんからの最後の言葉として2つのメッセージをつくりました。どう生きるか、そして、どう死ぬかに向き合った樹木希林さんの、地球の人々への最後のメッセージ。どう生きるか、どう死ぬかについて、あらためて深く考えるきっかけになれば幸いです」
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