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#48 城崎広告「会社員のモヤモヤ」

ホテル選び、シーツが決め手! 外観写真ないとNG、公式サイトで

目次

サラリーマンの日々をキャラ化した「城崎広告」のメンバーが日頃感じている疑問を、withnews編集部がフカボリ取材する「会社員のモヤモヤ」。47回目は「ビジネスホテルの選び方」についてです。
城崎広告
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今回の登場人物

千歳原教次
40歳の営業部部長。経験豊富で、他人に厳しく自分にはより一層厳しい。趣味はオーディオとバイク。

 

大神勇人
営業部所属の24歳。物怖じせずに相手の懐に飛び込む姿勢とフットワークの軽さが自慢。趣味はカラオケと祭。

 

菅原数臣
37歳の事業推進部部長。経理担当として経験豊富なうえ、ソフトウェア分野にも精通。趣味は数学、ミルクパズル、資産運用。

 出張の際にお世話になる「ビジネスホテル」。
いざ予約をする!と思ったとき、あなたは何を決め手に予約をしますか?価格?設備?立地でしょうか?

 

千歳原

まったく……遊びに行くんじゃないぞ。
仕事だということを忘れるな。

 

大神

も、もちろんっす! 
最優先は訪問先へのアクセスだってのはわかってるんすけど、それにしても選択肢が多くて……

 

菅原

インバウンド等で全国的には宿泊予約がとりにくくなっているとききます。
大神君の悩みはぜいたくとも言えますが、早めに動いているからこその悩みでもありますね。

 

千歳原

どれどれ……
たしかに、これだけ候補があると、アクセスだけでは絞り込む決め手に欠けるな。

 

大神

ですよね!
だったら朝飯は重要だと思うんすけど!

 

菅原

ホテル選びの決め手……なるほど、今回はこれについて取材をお願いしてはいかがでしょうか?
どのような理由で選ぶ人でも、知っておくと便利なビジネスホテルの選び方を,全国津々浦々の多彩な宿泊施設を利用者目線で批評するホテル評論家の瀧澤信秋さんに聞きました。
瀧澤 信秋さん
 

ビジネスホテルは「泊める」に特化した施設

 

菅原

本日はよろしくお願いします。

 

千歳原

実は、近く出張がありまして、ビジネスホテルの選び方に迷っているんですが。

 

瀧澤

よろしくお願いします!

 

瀧澤

まずはホテル業界の現状について簡単に説明させてください。
ホテルと一言で言っても様々なホテルがあります。

わかりやすいところで言うと、シティホテルと呼ばれているハイエンド寄りのホテルは、宿泊とあわせて様々なサービスを提供してきました。
食事飲食やウェディング、エステなどが含まれます。

 

大神

サラリーマンが出張でお世話になるのはビジネスホテルですけど、高級なシティホテルとか憧れるっす!

 

瀧澤

逆にビジネスホテルは、人を「泊める」ということに特化したホテルです。
そのため、シティホテルのようなサービスが充実していない分、お手頃な値段で宿泊ができるというのが基本でした。

 

千歳原

ビジネスの拠点として必要十分な機能性が魅力ですね。

 

瀧澤

しかしながら、現在この構図が変わりつつあります。

ビジネスホテル業界の競争の激化により、これまではシティホテルでしか提供されていなかったようなサービスが、ビジネスホテルでも提供されるようになってきているのです。

 

菅原

なるほど、そういった競争があるのですね。

 

瀧澤

顕著なのが「朝食」です。

 

大神

そこ、詳しく教えてほしいっす!!

 

瀧澤

シティホテルの朝食で、シェフが目の前で卵焼きをつくってくれるサービスがあります。
実際に体験し、温かい卵焼きを堪能したことがある人も多いでしょう。

 

千歳原

ええ、たしかに魅力的かつ贅沢なサービスですね。

 

瀧澤

一方、ビジネスホテルでは朝食の提供はしているものの簡易的な内容も多い中、朝食を提供するだけでなく、同様の卵焼きのサービスを提供するホテルまでもでてきています。

 

大神

ままま、まじっすか!?
オレも焼き立てほかほかの卵焼き食べたいっす!

 

菅原

大神君、落ち着いてください。

予約時には「ベッド」の写真を要チェック

 

千歳原

ビジネスホテルがサービスで差別化に挑んでいるとすると、ますます迷ってしまいそうですが、他にチェックすべきポイントはありますか?

 

瀧澤

人それぞれこだわりはあると思いますが、ホテルの写真に写っている「ベッド」にぜひ注目してください。

 

菅原

ベッド、というとベッドメイクのスタイルのことでしょうか?

 

瀧澤

これまでのスタンダードは「スプレッドスタイル」と呼ばれており、掛け布団とシーツが別々のものが、重ね合わせてマットレスにピッタリと張り付けられている状態のものでした。
スプレッドスタイル
スプレッドスタイル

 

大神

シーツとシーツの間に挟まって寝るタイプですね。
ちょいオレには窮屈だったりするんすよね……

 

瀧澤

しかしながら、最近は「デュベスタイル」と呼ばれる、掛け布団がシーツにカバーリングされたものが、マットレスにふんわりと載せられているスタイルが増えてきました。

 

千歳原

ビジネスホテルでもデュベスタイルが増えているんですか、知りませんでした。

 

瀧澤

結論から言うと、後者の「デュベスタイル」のものを選ぶのがおすすめです。

理由としては、清潔感があるという点とそこにホテルのホスピタリティが現れやすいからです。
デュベスタイル
デュベスタイル

 

菅原

ぜひ詳しく教えてください。

 

瀧澤

スプレッドスタイルだとベッドカバー兼掛け布団は使い回し、間に入れられた1枚のシーツのみが交換されることが多く、寝返りなどでシーツがずれた際、誰が触れたかわからない布団に触れてしまう可能性があります。

一人の利用者として見たときに、デュベスタイルの方が気持ちも良いものです。

 

大神

オレ寝相悪いんで、スプレッドスタイルだと朝シーツが床に落ちてたりします……

 

瀧澤

また、デュベスタイルの方がシーツの交換も大変ですし、クリーニングのコストもかかります。カバーの買い替えコストも高くなっています。

 

千歳原

より手間暇をかけ、気遣いをしているということがうかがえますね。

 

瀧澤

それでも清潔感に投資しているというスタンスのホテルは、その他のサービスもしっかりしているところが多い印象です。

 

菅原

よくわかりました。
他にも気にすべきポイントはありますか?

 

瀧澤

建物自体が古くないかも見ておきたい所です。
古い建物だと、内装を新しくしていても、空調が全館一括管理で調整しにくかったり、配管が古いため水回りの悪臭があったりします。

 

大神

たしかに、建物自体が古いといろいろ不便なところはあるっすよね……

 

瀧澤

経験上、外観の写真がHPに掲載されていないホテルは気を付けた方がいいです。

 

千歳原

外観写真もチェックポイントということですね。

予約の際は「公式サイト」からがお得

 

瀧澤

いろいろなサイトがある中で、どこから予約するのが良いかですが、これは「公式サイト」がおすすめです。

 

菅原

それはやや意外な印象です。
最近は予約サイトの広告をよく見かけますが。

 

瀧澤

どのホテルも「じゃらん」「relux」といった予約サイト経由の予約の場合、そのサイト側に仲介手数料を払っています。

最近、この手数料分を公式サイトから予約した場合、値段の割引やポイント付与に還元する動きが活発になってきています。

 

大神

な、なるほど!

 

瀧澤

具体的な探し方としては、下記のような方法がおすすめです。

①地域や条件を「じゃらん」等のサイトで検索
②候補のホテルを公式のサイトで比較・予約

 

千歳原

予約サイトの利用を条件比較に絞るということですね。
比較にあたってポイントはありますか?

 

瀧澤

その際に、地元のビジネスホテルが評価の上位に表示されていたらぜひチェックしてみることをおすすめします。
大手のチェーンではできないサービスを提供しているところがみつかるかもしれません。

 

菅原

地元密着だからこそのきめ細やかなサービスが期待できる場合があるのですね。

 

瀧澤

一つ例を挙げると、愛知県安城市のABホテルでは朝食だけでなく、夕食まで無料で提供していたりします。

 

大神

それはマジで見逃せないっす!!!

 

瀧澤

最後に、とはいえホテルは結局「人」が全てだったりします。
良い人に出会えれば良い体験ができます。そして、サービスの行き届いたホテルは良い人がいる可能性が高いです。

 

千歳原

よくわかります。
仕事で何度か足を運び、顔なじみになったスタッフのいるホテルは価格には代えがたい安心感がありますね。

 

大神

営業で出張たくさんこなしてきた教次サンならではのコメントっす…!

 

瀧澤

今後、ホテルを探す際に今回の内容も参考にしていただくことで、よりよい体験ができるよう願っています。

 

菅原

ありがとうございました。
大神君、では改めてホテル選びよろしくお願いします。

 

大神

うっす!
最高のホテル見つけてみせるっす!

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