話題
ピラニア水槽の飼育員が…食べられちゃった? 水族館のビックリ展示
青森県営浅虫水族館の展示がネット上で注目を集めています。
話題
青森県営浅虫水族館の展示がネット上で注目を集めています。
「水槽の掃除に行ったピラニア担当飼育員の行方がわかっていません」。そんな説明が書かれた水槽の中に目を向けると、ガイコツが浮いていてビックリ! そんな展示がネット上で注目を集めています。「ハロウィンに合わせてピラニアの生態を正しく知ってもらおうと企画しました」と話す飼育員に話を聞きました。
青森市にある県営浅虫水族館。ピラニア水槽の前には「飼育員を探しています!」という見出しで、こんな文章が書かれています。
「現在、浅虫水族館のピラニア担当飼育員を探しています! 先日ピラニア水槽の掃除に行ったあと行方がわかっていません。あぁ、彼は最近恋人ができたと言っていたのに……」
そしてピラニアの水槽の中にはガイコツが浮かんでおり、まるで行方不明の飼育員がピラニアに食べられてしまったように見えます。
この写真がツイッター投稿されると、「設定がリアルでおもしろい」「おちゃめで素敵な水族館ですね」といったコメントが寄せられています。
「ハロウィンに合わせて特別展示をしようということになり、チームのメンバーで考えました」と話すのは、飼育展示部魚類グループの三浦弘毅さんです。
浅虫水族館は通常9時から17時までの営業ですが、10月の毎週土曜日は「夜の水族館ハロウィンナイト」と題して17時から19時まで特別営業しています。
10月末までの期間中、日中も楽しめるハロウィン仕様の水槽として、タツノオトシゴ、カエル、オオカミウオ、タコクラゲ、そして今回話題になっているピラニアの5つを準備しました。
「ピラニアといえば映画などで人を襲って食べる凶暴な魚というイメージがありますが、めったに襲ってくることはありません。そのあたりもちゃんと知っていただこうと解説も用意しました」
「本当にヒトを食べる?」と書かれた解説には、このように書かれています。
「おどろおどろしく解説していますが、本当はピラニアは臆病な魚です。実際に飼育員が水槽に入っても怖がって隅っこに固まります」
ネット通販で1万円ほどで購入したというガイコツの模型。届いたものがなかなかリアルな作りで、三浦さんも驚いたそうです。
「怖がるお子さんもいるかなと心配していましたが、一緒に写真を撮るなど好評で、今のところ苦情などはいただいていません」と三浦さん。
話題になったことについては、こう話します。
「ピラニア以外の水槽も工夫しているので、ぜひ見に来てください。ちなみにガイコツのモデルになった飼育員は私で、身長も同じです。館内で私を見つけたら声をかけてくださいね」
1/10枚