グルメ
BBQ芸人が選ぶ「最高の食材」、まさかの「カツオ」 そのワケは……
あなたは、2018年になってからもうバーベキュー(以下、BBQ)はしましたか?そして、そのBBQはおいしかったでしょうか?
BBQは言うまでもなく「食材を焼く」というだけの大変シンプルな料理です。シンプルなだけに、素材の良し悪しが大きく影響してきます。私の経験上、めちゃくちゃおいしいBBQというと、すごく品質の良い(高い)お肉を焼いた時くらいしか経験がありません。
つまり、「おいしいBBQがしたい」=「おいしい食材を焼きたい」ということだと思います。
ちょうど涼しくなってきたこの季節…真夏にはできなかった最高なBBQをしたい…そこで、全国各地で年200回以上のBBQに参加し、BBQをこよなく愛する日本で唯一のBBQ芸人・たけだバーベキューさんに最高な「食材」を教えてもらいました。(朝日新聞デジタル編集部記者・合田但)
おいしかった食材で一番に出てくるのは「カツオ」です!
高知県でBBQをした際にカツオの塩たたきを作ったのですが、最高においしかったです。
普段は炭火のみで焼いていますが、その時だけは藁を使って直火で焼きました!
表面を「えっ、こんなに焼くの?!」というくらい強めに焼いたところに、塩とミョウガ、ニンニクと一緒に食べたのが最高でした!
ちなみにこの時は、皮付きのカツオが手に入り、皮の面をガンガンに焼きました。皮からうまみが出つつ、香ばしく仕上がったのも、おいしい理由の一つだと思います。
普通、カツオのたたきは焼いたものを氷で締めると思うのですが、この時はそのまま食べ、すごくおいしかったです。レモンを軽く搾ってもすごく合いますね!
ちなみに、藁はホームセンターなどでも売ってますので、どこでも再現可能です!
続いて、埼玉県の「深谷ねぎ」です。
太いねぎなのですが、炭火の上の金網で1本まるごとをコロコロ転がして真っ黒になるまで焼きます。
真っ黒になったら、焦げた面をつるんとはがしてあげると、やわらかくて真っ白なねぎが出てきます。ネギの甘みとトゥルンとした感じだけでも十分おいしいですが、味噌やトマトソースをつけて食べるのと更においしいです!
同じ野菜でおすすめなのが、兵庫県三田市の「しいたけ」です。
大きめのものを選んでかさを下に、ヒダが上にくる状態で岩塩を軽く振って炙ります。塩を振ったところがとけてきて、少し時間が経つと、かさの中に水たまりのように水分がたまります。それを、こぼさないように食べると、ジューシーな凝縮されたうまみが口の中に広がります。
ちなみに僕、兵庫県出身です。
広島県三次市の「ひね鶏」も絶品でした。
出産を終えた雌鶏なのですが、ひな鶏よりもジューシーでかみ応えがあるので、かめばかむほど味が出てくるのが特徴です。
炭火で油を落としつつ、炎をあげながら焦がしつつ焼いて、少し黒くなったところに塩やレモンなどを振って食べるのが最高です。
滋賀県近江八幡市にクラブハリエという有名なバームクーヘン店があります。
単純においしいバームクーヘンなのですが、工場で製造した中で、お店に出せない切れ端の部分を近くの農園などに飼料として出荷もしています。
そのため、その地域にはバームクーヘンだけを食べて育った「バームクーヘン豚」なるものがいます!
クラブハリエのバームクーヘンにバームクーヘン豚の豚バラを巻いて食べてたらどうなのか…?
そのため、その地域にはバームクーヘンだけを食べて育った「バームクーヘン豚」なるものがいます!
クラブハリエのバームクーヘンにバームクーヘン豚の豚バラを巻いて食べてたらどうなのか…?
これが、食事とおやつの間のような感覚でとてもおいしかったです。
出張バーベキューを繰り返すうちに、全国津々浦々の食材に詳しくなったたけだバーベキューさん。
「たけだバーベキューのプレミアム出張バーベ!」に申し込むことで、あなたの町でも地元の食材を生かしたバーベキューができるとのこと。
涼しくなってきて、おいしい食材の揃うこの秋にぜひ絶品BBQを試してみてはいかがでしょうか?
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