
今回の登場人物
猫渕渉
42歳の企画部部長。長年の経験で築いた人脈とそつのない仕事ぶりに定評あり。趣味は読書、お酒、料理。
菅原数臣
37歳の事業推進部部長。経理担当として経験豊富なうえ、ソフトウェア分野にも精通。趣味は数学、ミルクパズル、資産運用。
千歳原教次
40歳の営業部部長。経験豊富で、他人に厳しく自分にはより一層厳しい。趣味はオーディオとバイク。

それがここにきて、スタートアップの若い企業が実践する等、また注目が集まり始めています。
猫渕

菅原
千歳原
千葉商科大学国際教養学部専任講師(労働社会学)で、働き方をテーマに執筆や講演をする常見陽平さんに話をききました。

社員旅行が変わってきている
菅原
千歳原
猫渕
常見
職場の人間関係が旅行先でも続くと思うと、気が抜けない人の方が多いのは当然でしょう。
菅原
猫渕
常見
千歳原
常見
理由としては多様な人が企業に入ってくるようになったことが一つの要因ではないでしょうか。
常見

菅原
猫渕
千歳原
常見
典型的なパターンですと、温泉地に行って宴会場を貸し切りにして宴会をするというイメージですね。

猫渕
宴会で要求される宴会芸がまた……古傷に触れるのはやめておきます。
常見
ただ、最近は特に「研修」や「教育」といった目的を持つようになり、組織単位でまとまった時間を確保できる社員旅行という形が注目を集めるようになってきているのではないかと思います。
菅原
ぜひ具体的なお話をきかせてください。
六花亭の社員を優遇する取り組み
常見

千歳原
どういった取り組みをしているのでしょうか?
常見
常見
猫渕
常見
菅原
常見
ワーケーションとは仕事(work)と休暇(vacation)を組み合わせた造語で、国内外のリゾート地や帰省先、地方などでテレワークで業務を行うことです。
千歳原
いつもとは違う環境で取り組むことで、新たな価値創造につながるかもしれません。
常見
猫渕
社員旅行は「目的」を明確に
常見
菅原
常見
千歳原
常見
言い換えると仕事以外の接点を作ることができるということです。
猫渕
でも、大切な視点だよね。
常見
常見
菅原
常見
最悪目的が達成できなくても楽しければ参加者にとって有意義ですが、つらい旅行になると典型的な「昭和の因習」に逆戻りしてしまいます。
猫渕
それでは意味がないです。

千歳原
常見
菅原
すぐに、ということは難しいかもしれませんが、城崎広告でも今回のお話をふまえて検討してみます。