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道頓堀川で発見されたカーネル像、今どこに? KFC広報に聞きました
ケンタッキーフライドチキン(KFC)を訪れると店頭で出迎えてくれるのが、創業者カーネル・サンダースの像。
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ケンタッキーフライドチキン(KFC)を訪れると店頭で出迎えてくれるのが、創業者カーネル・サンダースの像。
ケンタッキーフライドチキン(KFC)を訪れると店頭で出迎えてくれるのが、創業者カーネル・サンダースの像。プロ野球の阪神がリーグ優勝した時に道頓堀川に投げ込まれたことで有名ですが、あの像は現在どこにあるのでしょうか? また、立像を置く取り組みは日本発祥だということを知っていましたか?
KFCの店頭に置かれているカーネル像といえば、1985年の出来事を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
この年、プロ野球の阪神がリーグ優勝。道頓堀店前に置かれていたカーネル像が10月16日夜、興奮した阪神ファンに胴上げされ、川に投げ込まれました。
24年後の2009年3月、市の遊歩道整備にともなって川底の不発弾などを調べていたダイバーが立像を発見。
翌年3月から阪神甲子園店に展示されていましたが、2013年3月に店を改装した際に「関東の人にも見せたい」と、東京都内の本社(現在は横浜市に移転)に移しました。
現在は大阪市にある関西オフィスで、「幸運の象徴」と書かれた説明板とともに取引先の人たちを出迎えているそうです。
そんなカーネル像の新バージョンが先日、お披露目されました。高さ約126cm、幅約60cm、奥行き約92cmで、最大の違いはベンチに座った状態になっている点です。
長らく立ちっぱなしだったカーネル像を、なぜ座らせることになったのか? そもそもどういった経緯で立像を設置することになったのか? 日本ケンタッキー・フライド・チキン広報部の鈴木真美子さんに理由を聞きました。
――ベンチに座った新カーネル像を設置することになったきっかけは
お子様から「どうしてカーネルおじさんは店頭で立っているの?」との声もあり、お子様を含めたお客様がゆっくり座って、よりカーネル・サンダースとふれあえるようにしていこうと考えました。
日本KFCは2020年で創業から50周年です。創業の翌年から約47年間立ち続けてきたカーネル・サンダースについて、これを機に、もっと知っていただきたいという願いもあります。
――座った姿にするにあたって工夫した点は
より本物に近づけるため、服装のしわや、座らせる際のおなかのふくらみにもこだわりました。
――すでに設置済みの店舗もありますが、反応は
ご好評いただいております。写真を撮られる方も多いです。
――店頭に立像を設置し始めたのは日本が初だそうですね
はい、その通りです。日本で立像が登場したのは1971年ごろのこと。原型はカナダの、あるフランチャイズ店がイベントのために作ったもので、それを、たまたま訪れた日本の幹部が面白いアイデアだと考えて、持ち帰りました。
フライドチキンという言葉も、まだなじみがなかった当時の日本では、まったく無名のKFC。なんとか認知していただこうと考えて、店頭に置くようになりました。やがて、アジア各国にKFCができる際、日本のスタッフが応援に出かけたことから、アジアを中心に立像を置く国が増えてきました。
――立像は何歳ごろの姿なのでしょうか
カーネル・サンダースが60代のころの姿で、ほぼ等身大です。立像がかけているのは本物の老眼鏡で、度数は3.25です。
――今後の設置予定は
お客様の反応も伺いながら、今後の設置を決めていきます。ぜひ皆様のご意見お聞かせください! よりふれあいやすくなった新カーネル像ですので、さわってみたり、写真を撮ってみたり、ふれあってください。
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