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スープカレー、なぜ汁が跳ねた写真に? 話題の垂れ幕、躍動感の狙い
カレー店に設置されたスープカレーの垂れ幕が、ネット上で注目を集めています。
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カレー店に設置されたスープカレーの垂れ幕が、ネット上で注目を集めています。
札幌のショッピングモール内にあるカレー店。その店頭に設置されたスープカレーの垂れ幕が、ネット上で注目を集めています。器の中に具材が飛び込んでいくデザインで、スープが飛び散る瞬間を写しています。なぜこのような垂れ幕を設置することになったのか? 理由を聞きました。
札幌市西区にある「イオンモール札幌発寒」。そのモール内に今年3月オープンしたのが、「カレー&スパゲッティ ミールラウンジ」です。
札幌市中央区にある「ミールラウンジ」のスピンオフ店で、もともとドライカレーがメインでした。8月中旬からスープカレーの提供を開始し、それに合わせて店頭に垂れ幕を設置したそうです。
垂れ幕には「スープカレー始まる」と書かれており、器の中に向かって具材が飛び込んでいく様子や、スープが飛び散る瞬間が写真で表現されています。
このデザインがツイッター投稿されると話題になり、「白いシャツ着て食べに行けない」「スープカレーのサラサラ感を出したかったんですかね」といったコメントが寄せられています。
いったい何のためにスープが飛び散るデザインを採用したのか? お店を運営する会社の広報担当者は、こう説明します。
「ドライカレーが名物のお店がスープカレーを始めても、お客さまに気づいていただけないのではないかということで、対比をわかりやすくするためにこのデザインにしました。デザイナーの『スープカレー店の広告写真は、どこも似たようなものがあふれている。写真だけでミールラウンジだと認識できるように』という考えも反映しています」
名物のドライカレーはややニッチな商品だったため、北海道で人気が定着しているスープカレーを新たにラインナップ。垂れ幕の影響もあって足をとめる人が増え、客層が広がっているそうです。
撮影にあたっては、良い「ハネ感」や、スープのしぶきを引き出すために2時間ほどかけて100回は撮影。納得できる1枚が撮れた後、スープカレーは撮影メンバーでおいしく食べたそうです。
デザインが話題になったことについては、「広告ビジュアルでこんな反響が起きていることに驚いています。店頭での提供時はもちろんスープは跳ねませんので、ご安心ください」とのことでした。
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